手作りの石鹸は、お好みのハーブで香りや色を変えたり、好きな形にデザインしたり…作り方次第で様々な仕上がりを楽しむことができます。今回は、全てナチュラルな素材を使って作る「ローズマリーとラベンダーの香りの石鹸」の作り方をご紹介します。シンプルな材料で作る基本のレシピです。
ハンドメイドのナチュラル石鹸の作り方
しっとりなめらかな洗い上がりと、ふんわり香る精油に、使うたびリラックスできる手作り石鹸。少し難しそうと感じるかもしれませんが、材料さえ揃えてしまえば手軽に作ることができるのです。苛性ソーダの取り扱いに注意し、楽しみながらオリジナルの石鹸を作ってみて下さい。
材料
<石鹸4~5個分>
オリーブオイル … 138g
ココナッツオイル … 50g
パームオイル … 62g
苛性ソーダ … 33g
精製水 … 83g
ローズマリーの精油 … 37滴
ラベンダーの精油 … 30滴
<道具>
耐熱のガラスボウル
ゴーグル
マスク
ゴム手袋
耐熱の石鹸用のアクリルモールド、または牛乳パック
作り方:ローズマリーとラベンダーの香りの石鹸
1. ゴーグル、マスク、ゴム手袋をつけ、耐熱ガラスボウルを用意します。(この後扱う苛性ソーダは劇薬で、水と混ぜると温度が急激に上がるので、注意して取り扱いましょう)。
2. 苛性ソーダを耐熱のボウルに入れ、精製水で溶かします。苛性ソーダは水と混ざると温度が80度くらいまで急激に上がります。苛性ソーダ水が40度くらいまでの温度になるように待ちます。
3. 別のボウルで、オリーブオイル、ココナッツオイル、パームオイルを混ぜます。それを湯煎にかけ、オイルの温度を40度くらいに上げましょう。
4. 40度くらいになった(2)を、(3)に少しずつ入れ混ぜ合わせます。約10〜20分間、泡立て器でしっかり混ぜましょう。
5. (4)がしっかり混ざり合ったら、ローズマリーとラベンダーの精油を加え、さらに混ぜます。
6. (5)を石鹸用のアクリルモールド、もしくは牛乳パックの型に流し込みます。
7. 型に入れた(6)を1〜2日間、固まるまで放置します。固まっているのが確認出来たら、型から外しカットします。
8. カットした(7)を、高温多湿を避け、日陰や冷暗所で1ヶ月間熟成し、乾燥させたら出来上がり。
最初は基本の作り方、慣れてきたらオイルや精油の配合を少しずつ変て、ぜひ自分好みの石鹸を見つけてみてください。手作りの石鹸は無添加で、防腐剤や酸化剤が含まれていないので、完成後1年以内で使い切るようにしてくださいね。
手作り石鹸を使って、自分のお肌を優しくケアしてみてはいかがでしょうか。
photo / rain