(3)素の自分が出せないから
心理学では、私たちは社会で生きるために「ペルソナ」と呼ばれる「役割を演じる仮面」をかぶっています。
特に職場では「できる自分」「頑張る自分」「物分かりのいい自分」などの仮面をかぶりがち。本当のあなたを出せずに無理をしやすいので、人間関係を「めんどくさい」と感じることがあります。
(4)相手の要求ばかりを受け入れるから
相手と「お互いさま」の関係だといいのですが、一方通行の関係であるとストレスがたまります。
例えば一方的に愚痴を聞かされる、いつも頼みごとをされる……といったように、相手の要求ばかりを受け入れざるを得ない関係性では、自分ばかりが損をしている気持ちになりがちです。
このように対等ではない関係の時、「めんどくさい」と思いやすいものです。
人間関係がめんどくさい時の対処法
人間関係がめんどくさく感じる時は、どうしてもストレスを抱えがち。では具体的にどう対処したらいいのでしょうか?
(1)無理に好かれようとしない
自分がどんなに頑張っても相性の悪い人はいるものです。なので、無理に好かれようとすることは、あなたの大切なエネルギーの無駄使い。別に分かり合えなくてもいいやと割り切り、そのエネルギーを別の人に使う方がストレスはたまらないでしょう。
(2)関わりを極力避ける
めんどくさいと思う人やグループとの関わりを極力避けることも有効です。特に、職場はあくまでも仕事をする場。めんどくさいと感じる時には、ランチを一緒に食べたりすることはやめ、必要最低限の関わりにとどめておくことも1つの方法です。
物理的に会う機会を減らすと、めんどくさく思う感情から距離を取ることができますよ。
(3)「NO」を言うようにする
「我慢」と「めんどくさい」はセットになっていることがほとんどです。仕事でもプライベートでも「できない」「やれない」などと「NO」を伝えるのは勇気が必要ですが、自分を守ることも大事。ストレスを抱え過ぎないためにも試してみてください。
(4)いろいろな居場所をつくる
1つのグループだけに所属していると、他に逃げ場がなくなるので「めんどくさい関係性」を続けなくてはならないでしょう。いろいろなグループに居場所をつくると、あなたに付き合う相手を選ぶ余地が生まれてくるはずです。
(5)表面的な付き合いにとどめる
表面的な付き合いにとどめることもおすすめです。特に一方的に愚痴を聞かされたり、頼みごとをされてめんどくさく思っている場合は、ドライに見えるかもしれませんが「深い話はしない」「適当に聞き流す」などを心掛けましょう。
距離感が近いと、相手の期待がどんどん大きくなり、要求も増えてきやすいので、ますます「めんどくさい」と感じてしまうかもしれません。