この連載では「10分で作れるおつまみ」レシピをご紹介します。今回ご紹介するのは、ズッキーニを使った韓国料理「ホバクジョン」。卵の衣で包んだズッキーニは、ふんわりと優しい口当たりでどこか懐かしさを感じるひと品です。
前田未希
ズッキーニと衣のW食感にやみつき♪
「ホバクジョン」は韓国料理のひとつで、日本語では「ズッキーニの黄金焼き」と呼びます。その名の通り、うっすらとまとった衣が黄金色で、昔はめでたい席で振る舞われる宮廷料理でした。
"宮廷料理"というとむずかしそうに感じますが、作り方はとってもシンプル。輪切りにしたズッキーニを、卵の衣に浸して焼くだけでできますよ♪ ふんわりした卵の衣と、シャキッとした食感を残しつつ、中は柔らかなズッキーニの2つの食感をお楽しみください。
「ふんわり衣のホバクジョン」の作り方
材料(作りやすい量)
・ズッキーニ……1本
・卵……1個
・薄力粉……大さじ2杯
・塩胡椒……少々
・ごま油……小さじ1杯
作り方
写真のようにポリ袋に薄力粉とズッキーニを入れて混ぜると、全体にまんべんなく薄力粉がつきます。
ズッキーニの大きさによっては、溶き卵が足りなくなることがあります。適宜、溶き卵を追加してください。
ホバクジョンは、焼き色をつけずにきれいな"黄金色"に仕上がるのがポイントです。火加減には注意し、弱火〜弱めの中火で加熱しましょう。
衣が焼き固まったら、焼き色がつく前に手早くひっくり返しましょう。弱めの中火で片面2分が目安です。
ズッキーニの歯ざわりにやみつき!
とろとろに柔らかくなるまで火を加えるのではなく、弱火でさっと加熱することでシャキッとした食感に。中は柔らかい、絶妙な歯ざわりになりますよ。卵のふんわり衣がつくと、塩胡椒だけでもまとまりのある優しい味わいになります。
お好みで、醤油やめんつゆをつけてどうぞ♪ 餃子のように、酢醤油とラー油もよく合いますよ。いりごまを加えると、香りも雰囲気もアップします。