シートのタイプは回転式・固定式の2種類
回転式シート
シートが360度回転してドア側に向けられるので、狭い駐車場などでも乗せおろし時に楽です。まだ1人では乗りおりできない1、2歳くらいまでの時期に特に重宝します。赤ちゃんが泣いている時もくるっと回して様子を見られるメリットも。ただ固定式と比べ重たく大きいので、車が小さい場合やチャイルドシートの付け替えを頻繁にしそうな場合などは注意。
固定式シート
回転式より一般的。回転式と比べてシンプルで小さめな作りのことが多く、複数の車に付け替えたりする際も便利です。回転式よりも価格もリーズナブル。首座り前の子を乗せおろしするのは大変という声もありますが、固定式であっても、ISOFIX対応のトラベルシステムは赤ちゃんをチャイルドシートごと移動できるので、寝たまま起こさずベビーカーにつけられるメリットがあります。1人で乗り降りできる年齢になった上の子に固定式を買い足すというママも。
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ベッド型とイス型の違いは?
撮影/西崎博哉<MOUSTACHE>
ベッド型
回転式の中には大体生後6カ月くらいまで使えるベッド型になるものがあります。赤ちゃんは平らな姿勢のほうが呼吸がしやすく、首や胸に負担がかかりにくいと言われ、月齢の低いうちに移動が多い場合便利です。ただ価格が高くなりやすく、ベッド型としては使用期間が限られるのでコストパフォーマンスを検討したいところです。成長に合わせてイス型に変更できるものもあります。
イス型
チャイルドシートとして一般的なのが「イス型」で安全性もより高いといわれています。新生児期はベッド型のほうが姿勢が楽ですが、最近の商品は新生児用のパッドなどで楽な姿勢をキープできるようになり乗り心地は年々改善されています。なかにはベッド型からイス型にステップしていけるチャイルドシートも。
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チャイルドシートの選び方
安全基準をクリアしているかをチェック
チャイルドシートは、子どもの安全を守るのが役目です。国の安全基準をクリアした「Eマーク」、国際的な安全規格である「ECE-R44」、新安全基準「R129」がついているかどうかを必ず確認しましょう。なかでもISO-FIX乳児用チャイルドシートの最新の欧州安全基準である「R129」(i-Size)は、旧安全基準「ECE-R44」と比べより厳しく安全性を確認されています。
対象年齢、適応体重をチェック
➀ベビーシート(新生児~1歳ごろまで)
②チャイルドシート(1~4歳ごろまで)
③ジュニアシート(3、4歳~)
専用シートとしては①〜③のような年齢の区切りですが、前述の通り兼用シートもあります。兼用シートのほうがコストパフォーマンスは高いですが、きょうだいの兼ね合いや、使い勝手、安全性、コンパクトさなどどれを優先するかで決めていきましょう。
取り付け方法は2つ
取り付け方は、シートベルト式と、ISOFIX式があります。
➀シートベルト
従来型の固定方式。どんな車にも取り付けが可能で、一般的にISOFIX式よりも軽く低価格。最近はISOFIXのものが増えてきていますが、まだまだシートベルト式のものも多いです。ただISOFIXに比べ、取り付け方は複雑。チャイルドシートは、確実に装着しなければ事故時の安全性が大きく落ちてしまうため、動画で付け方をチェックしたり、正しくつけられているかお店やディーラーなどで確認してもらいましょう。
②ISOFIX(アイソフィックス)
欧州では以前よりISOFIXが採用されていましたが、2012年7月以降の車であれば国産車でもISOFIX対応が義務付けられています。カチャッと差し込むだけなのでシートベルト式よりも手間なく簡単。誰が取り付けてもミスがほとんど発生せず、ずれてくる心配もありません。車がISOFIXに対応しているなら、ISOFIXで固定するチャイルドシートがおすすめです。