今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
恥があふれる
今週のみずがめ座は、自分の中に息づく因果の種が育ち始めていくような星回り。
詩人はなぜ、詩を書くのか。それに対する最も説得力のある答えは「恥」の感情でしょう。ぬぐってもぬぐっても汚れの落ちきらない不快な傷跡だから、言葉で飾ってつかのまの安堵を求めるのであり、だから詩人の書き上げる詩の透明度とは、詩人の人生の汚染度であり、言葉になった珠玉の数はすなわち恥の数に他ならないのではないでしょうか。
恥の上に恥を重ね、それを捨てることもできず引きずり、数えきれない恥を数珠のように繋ぎあわせながら、未練がましくそれを首に巻いて歩いていく。つまりはっきりと自己主張する度胸もなくてにやにや笑ってごまかしたり、憐憫の情につけこんで何かものをもらったり、さんざん人を振り回しておいて悪気はないとうそぶいて最後は逃げてしまったりと、誰しもが持ち得るような、およそ平凡な痛みに貫かれているのが詩人の魂なのです。
恥があふれにあふれて、両の掌からこぼれ落ちたとき、それが砂金のようにきらめく詩篇となっていく。「みなごろし」というのも、もしかしたら本当はそんな瞬間のことを言うのかも知れません。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
脱力感のあとの回復
今週のうお座は、勇み足をするくらいでちょうどいいような星回り。
誰もがいつか死を迎え、それをとどめることはできません。しかし、それを素直に受け入れられないのが人情というもの。「死ぬものは死に行く躑躅燃えてをり」(臼田亜浪)という句の場合も「死ぬものは死に行く」と言い切るところから、「躑躅(つつじ)燃えてをり」と一気呵成に繋げていくことで鮮烈な印象を与えてはいますが、諦観に徹することのできない命あるものの抵抗という余韻が残ります。
というより、調子を高く出し過ぎたがために、主観過剰でかえって破綻をきたしていると言った方が近いのでは。ある種の逆説的効果がきいている訳ですが、これは掲句を詠んだ終戦当時に妻を亡くしているということも大いに関係しているのでしょう。
つまり、あえて過剰な言葉で心情を吐き出し切ってみることで、おのれの身を浮かばせたのかも知れません。あなたもまた最後の一滴まで絞り出すかのようにおのれの生きる気力を燃え上がらせていくべし。
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