今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
訪れと出逢い
今週のみずがめ座は、最良の“合わせ技”を探究していくような星回り。
円弧を描いて大空をまたぐ虹をよく見れば、一方は野原にあり、もう一方は春の田んぼにある。「野の虹と春田の虹と空に合ふ」の作者・水原秋桜子はそんな虹の姿を、野原からのぼる虹と、田んぼからのぼる虹が大空で邂逅しているように捉えています。
作者は論文「自然の真と文芸上の真」を書き、「客観写生」を掲げる俳句の当時最大結社であったホトトギスを離脱し、みずから「馬酔木」を創刊し、俳壇に新風を吹き込んだのでした。「自然を尊びつつもなお自己の心に愛着をもつ」という作者にとって、外界の自然のありのままの姿と同様、それらを美しいと感じ、またついそうであるかも知れないビジョンを想像してしまう人間の心もまた愛すべき自然だったのでしょう。
すなわち、そうして自然と自己とが見事に溶けあう様子こそ、追求すべき「文芸上の真」に他ならないと考えた訳です。あなたもまた、感覚的にぴたりと来るような言葉や相手を見出していくことがテーマとなっていくでしょう。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
蜘蛛の糸を辿る
今週のうお座は、執拗に、繰り返し向かっていくべきものを見出していくような星回り。
ピカソと並ぶ20世紀を代表する画家フランシス・ベーコンは、長年にわたる画業の中でも肖像をもっとも重要かつ困難な仕事と位置づけていたそうです。それは、愛する(した)ものたちしか描くことができない上に、最も困難だと感じていたから。
彼はキャリアの最初期こそモデルを前に制作を行っていましたが、後にむしろアトリエに一人で、写真や記憶を頼って描くようになっていきました。その理由について、彼はリアルなかたちを記録するための歪曲がモデルを傷つけることになるからと弁明する一方で、「友人でなければ、こんなに暴力的にはできない」とも漏らしていたそう。
彼は同性の恋人が自殺未遂事件を起こしてから実際に自殺してしまうまでの3年間にわたり、その肖像を執拗に描いていたこともありましたし、死後もたびたび亡き恋人の絵を描いていました。あなたもまた、自分なりの仕事やそのやり方について改めて情熱を燃やしていくことになりそうです。
占い師さんに今年の運勢を占ってもらえる♩
今週の運勢と、自分の星座の性格占いはどうでしたか?
文章だけではなくて「占い師さんに直接占ってもらいたい!」「私の話を聞いてほしい」という人は、LINEで気軽に使える「LINEトーク占い」でやりとりしてみてはいかがでしょうか。
凄腕の占い師さんや、あなたにぴったりの占い師さんに、初回10分は無料で占ってもらえます♩
友だちには話づらいお悩み、ちょっと背中を押してほしい時などにぜひ!
関連記事