ノルマンディーからパリに上京して以来、マレ、マルティーユ通り、モンマルトルの裏手など、人気地区での生活を網羅してきたクレモンティーヌ。最後に住んでいたモンマルトルで、カメラマン、建築家かつバーの経営者である現在の旦那さんと出会い、パリ郊外の彼の住居にお引越し。50㎡の横長の家は、もともと大きな邸宅だったところを数世帯に分けたもの。玄関の扉を開けたらそこがキッチン!といった変わった間取りが印象的だ。
FUDGEガールの憧れ、パリジェンヌの自分らしい暮らし
ノルマンディーからパリに上京して以来、マレ、マルティーユ通り、モンマルトルの裏手など、人気地区での生活を網羅してきたクレモンティーヌ。最後に住んでいたモンマルトルで、カメラマン、建築家かつバーの経営者である現在の旦那さんと出会い、パリ郊外の彼の住居にお引越し。50㎡の横長の家は、もともと大きな邸宅だったところを数世帯に分けたもの。玄関の扉を開けたらそこがキッチン!といった変わった間取りが印象的だ。
彼女の職歴は多岐に渡る。プレス&PRの勉強をした後に突然方向転換をし、モデル、DJを経て、下町にカフェをオープンし、フローリストを併設。その経験を生かした空間づくりが必見で、配置するもの選びや収納などすべてにおいて美意識を感じることができる。全体に共通しているのは白を基調としていること。部屋やコーナーによってまったく違ったムードなのに洗練されたまとまりのあるを空間をつくり出す。そんな彼女のセンスに脱帽です。
気になるお部屋をチェック!まずはキッチンスペースから
エントランスのドアを開けると正面がシステムキッチンというユニークな間取り。アーチ型の壁から覗くキッチンがこの家最強の魅力。
「ジュ・テーム」「アムール」と書かれた2枚の飾り皿がなんともキュート。色遣いや柄など、キッチンに不可欠な布巾の選び方も参考にしたい。
棚の幅にぴったりサイズのあった冷蔵庫。上の扉を開けると中には電子レンジが。無駄のない空間づくりに感心する。
キッチンの壁に掛けられた小さなカゴバッグの中身は? 答えはスーパーなどのビニール袋。見栄えがGOODです。
「白とパステル、ナチュラルカラーが好き」というクレモンティーヌのキッチンに置かれたイタリア製《スメッグ》の家電も主役的存在。アースカラーによる統一でお洒落度アップ。
パリジェンヌのお宅拝見の際、キッチンで感動するのは野菜と果物の置き方。鮮やかな色の配分が見事で、五感でビタミンを感じるほど。器にも注目!
たくさん並べられた瓶や本が乙女心をくすぐる
浴室に綺麗に並んだプロダクトの瓶。なんとサクラジマの椿油もある。日本に旅行した際に購入したものとか。フランスのクリーンビューティーブランドとして人気の《ティポロジー》のオイルもご贔屓。
様々な樹木が描かれたポスターの下には調味料の瓶やお茶缶を配置。雑多になりがちなのにドライフ
ラワーの効果も後押ししてなんともかわいい一角に。ここにも昆布塩やゆず粉末など日本のものが!
無造作に重ねられた本は旅のガイドブックや実用本など。写真とともに思い出の詰まったサロン内の一角。旦那さんのリュドが元バーの経営者ということもあり、ヴィンテージ・ワゴンにはアペリティフ(食前酒)の瓶がずらり。友達が集まる家であることも想像できる。
至るところにアートを散りばめて
クレモンティーヌが関わったプロジェクトで、多くのアーティストによる大人向けの塗り絵本。その中の1枚「サブリナ・アルノー」の作品。
コンパクトな寝室には大きなベッドと、リュドの望遠鏡が置かれているだけ。宇宙を彷彿とさせる絵とフラワーランプが効果的で、夢が広がるくつろぎ空間。
お部屋の色使いも遊び心があって真似したい!
間取りの真ん中に位置するサロンは、家族が一番長くいる場所。ソファーの色とマッチしたオレンジのローブは日本で購入した《マシュカシュ》のもの。
奥の子供部屋の一部がモスグリーンに。ここにあった家具を外したら壁が変色していたことから遊び心で塗ったとか。