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「会話力がある人」が自然としていること

澤口珠子(婚活・女子力アップコンサルタント)

人と話をしていても、いまいち盛り上がらない、話が続かないと思ったことはありませんか。人との会話を楽しくするためには会話力が必要です。会話力があれば、相手も居心地がよくなり、全体的なコミュニケーション力がアップします。また、楽しい人だと思われ、異性や友達からも好印象に思われやすくなることでしょう。会話力のある女性になるためのトレーニングの方法について、女子力アップコンサルタントの澤口珠子さんに教えてもらいました。

■会話力のある人とは

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会話力のある人とは一体どんな人のことなのでしょうか? また会話力のある女性の印象などについても聞いてみました。

◇会話力のある人とは

以下のような特徴を持っています。

☆コミュニケーションバランスが取れている

会話力のある人とは、雑談が得意な人や話がうまい人という訳ではありません。会話力のある人とは、言語コミュニケーションである聴く力と伝える力、それから非言語コミュニケーション、この3つのそれぞれのスキルが高く、かつバランスの取れている人です。

☆自分から話しかける

そして、まず自分から話しかける、自己開示するといった与えるマインドも兼ね備えている人。会話力というと、ついついおもしろい話や気の利いた話のひとつでもしなければいけないとプレッシャーを感じるかもしれません。ですがそれは自分目線に過ぎず、相手目線に立っていない考え方です。会話は相手とのキャッチボールで、相手があってこそのもの。会話力のある人はこの基本をよく理解しているので、実は会話力のある人は自分が伝えるよりも、相手の話したい話を聞き出し深堀りする「聴く力」が優れている傾向があります。「聞く」と「伝える」の割合は「7対3」の法則で、7割聞いて3割話す割合が、もっとも相手に好印象を残すと考えられています。

☆非言語コミュニケーションを活用する

会話力のある人は、見た目や仕草、姿勢のボディランゲージなど非言語コミュニケーションを活用するのも上手。非言語コミュニケーションでも、相手の話に興味を持って聞いていることを伝えるので、相手は安心感を得られ心が開示しやすくなります。その結果、相手は自分が話したいことを話せるので、会話が弾むのです。人は自分の話に興味を持って聞いてくれる人に好感を抱き、逆にその相手をもっと知りたいと思うもの。会話力のある人とは、会話をした人がまた会いたいと思ってくれる人とも言えますね。

◇会話力のある女性の印象

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会話力のある女性は老若男女、誰からも好感を持たれます。人は誰でも承認欲求があり、それを満たしてくれる人に好感を抱く生き物。つまり、人は常に自分の話を聞いてもらいたいと思っていますし、自分の話に興味を持って聞いてくれる人に好感を持つのです。会話力のある女性は、相手が話したい話を聞き出し、深堀りする聴く力が備わっているので、相手は話せば話すほどその女性に好感を抱きます。デートなら、男性に「なんだか自分ばかり話してるけど、大丈夫?」「自分ばかり話しちゃったから、次回は○○ちゃんの話を聞きたい」と言われる女性が会話力のある女性です。コミュニティや職場などの組織なら、なくてはならない潤滑油的存在になるでしょう。

◇会話力が求められる場面とは

会話力が求められる場面は初対面の人と会うときです。初対面の人と会話するときはついつい当たり障りのない内容を選んでしまいがちですが、それでは2人の距離は縮まりませんし、仲も深まりません。相手が話したいことの根っこは、実は相手の価値観や信念に基づいています。会話力で相手の話したいことを聞き出し、掘り下げていけば、より深く相手を知ることが出来ますよ。また自分よりも相手がたくさん話すことにより、相手の情報をたくさん得ることが出来るので、その後の関係性や交渉ごとにも有利に働きます。会話力があることはまさに、メリットしかないと言えるでしょう。

■会話力はトレーニングで身につく!

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続いては、メリットばかりの「会話力」の身につけ方について、詳しく教えてもらいましょう。

◇会話力の身につけ方

以下の4つを意識してみてください。

☆共通点を見つける

初対面の人と会話するときは必ず、共通点がたくさん見つかるよう意識して会話しましょう。人は共通点があればあるほどその人に親近感が湧き、心の距離が近づく生き物。共通点がきっかけで、そこから会話が盛り上がりやすくなります。日頃から相手との共通点を探す練習をしておくといいですね。

☆ベクトルを相手に向ける

会話をするとき、目の前の相手に緊張して「どうしよう、何を話そう?」と頭がいっぱいいっぱいになっていませんか? 実は緊張しているとき、心のベクトルは自分に向いています。自分は何を話すべきか、自分はどう見られているのか? こんな心のベクトルを自分に向けたまま会話を続けても、相手は承認欲求が満たされないので楽しくありません。そんなときは、心のベクトルを相手に向けるよう意識しましょう。心のベクトルを相手に向けるとは、目の前の相手に意識を集中するのです。そうすると不思議と相手に興味が湧き、質問や聞きたいことが出てきますよ。日頃から心のベクトルが自分に向いているか、相手に向いているか、意識するようにしましょう。

☆ペーシングする

会話力を身に着けるのにぜひ意識して実践していただきたいのが「ペーシング」。ペーシングとは、相手にペースを合わせることです。相手の話すスピード、声の高低を意識して合わせて会話するようにしましょう。また、相手のアクセントやよく使う口癖、フレーズがあったら、それも真似して会話に盛り込んでみてください。仲のいい関西弁の友人と話していると、いつのまにか自分も関西弁のアクセントになっていたことはありませんか? それを自然にではなく、意識して真似るのです。相手をペーシングすると相手は自分のペースが乱されないので、心地よく自分が話したいことを話すことが出来ます。日頃から会話する相手をペーシングする意識を持つようにしましょう。

☆目と心で聴く

相手と会話する時は、耳だけでなく、目と心でも聴く意識を持ってみてください。目と心で聴くとは、相手が話す会話の内容だけでなく、相手の表情やボディランゲージ、そして熱量を意識しながら聴くということ。会話する上で非言語コミュニケーションはとても重要。人は話したい内容を話しているときは表情も明るく、身振り手振りも大きく、熱量が高いもの。逆に話しづらい内容や話したくない内容の時は表情が暗く、身振り手振りも小さく、熱量も下がります。熱量が高いときの話題は、相手が話したい内容である可能性が高いのです。そこを掘り下げると会話が盛り上がりやすくなりますし、相手も自分が話したい内容を話せるので、あなたに好感を持ってくれますよ。

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