毎日の暮らしを少しでもラクにしたいなら、一緒に使うものをまとめておく収納「グルーピング」をぜひ取り入れてみましょう。一緒に使うものがまとまっていることで使いやすくなり、毎日の暮らしがグッとラクになります。グルーピング収納の実例をご紹介しながら、毎日の暮らしがラクになる収納についてお伝えします。
収納のポイント1:使う場所の近くに使うものをしまう
自分がラクに暮らすためには使いやすい収納の仕組みづくりが欠かせません。なるべく「使う場所の近くに使うものを収納」していくことがポイントです。
例えば、ダイニングテーブルで仕事をする場合、仕事で使う書類や資料などをテーブルの下に収納できるようにすることで、すぐに仕事に取りかかることができ、食事の時もサッと下に片付けられれば、いつもスッキリした状態で食事することができます。
収納ポイント2:一緒に使うものはまとめてセットにする
また、ダイニングテーブルで仕事をする時に、いつも使う書類や資料、パソコンや文具など一緒に使うものをまとめてセット「グルーピング収納」しておくと、それぞれ道具を取り出す必要もなくなり、効率アップで時間短縮につながります。
写真は、無印良品の持ち手付帆布長方形バスケットによく使う仕事道具一式をまとめて収納しています。取っ手付きなので掃除をする時など移動もラクにできます。
よく使うものをグルーピング収納で毎日がラクに
よく使うものをまとめておくことで、毎日の暮らしがよりラクになります。ここからはよく使うものをまとめたグルーピング収納の実例をご紹介します。
1.お掃除セット
洗面まわりでよく使うお掃除道具をまとめておくことで、汚れを見つけた時など思い立った時にサッと掃除をすることができます。写真は、無印良品のファイルボックスハーフタイプ。ファイルボックス自体も汚れたら丸洗いできる素材で簡単に汚れも拭き取れるのでお手入れもラクです。
2.お茶セット
毎日飲むお茶やコーヒーなど、淹れる時に使うドリッパーやポット、コーヒーの粉などひとまとめにしておくことでサッと取り出すだけで準備もラクにできます。毎日の動作はなるべくコンパクトに動けるようにすると準備の時間も少なくお茶タイムの時間もゆっくり過ごせます。
3.ヨガ(ジム)セット
ヨガやスポーツジムなどで着るウェアやヨガマットやタオルなどを無印良品のポリエステル綿麻混・ソフトボックスにまとめてセットした一例です。スタジオやジムに持っていくカバンも一緒にセットしておくことで、ボックスを取り出せばすぐに準備して出かけることが可能です。
4.スチームアイロンセット
スチームアイロンもアイロンをかける際に使うものを一緒にまとめておくことで、サッと始めることができます。アイロン台の変わりになるアイロンミトン(写真はダイソーのもの)は掛けたままアイロンする際にミトンをはめた片方の手で押さえながらアイロンがけができるので便利です。また衣類についた糸くず用に無印良品の衣類クリーナーも一緒にセットしておくのもおすすめです。
時々使うものをグルーピングで、忘れ物もなくなる
時々使うものほどグルーピング収納にしておくことで、使う時により便利さを感じられるのでおすすめです。
1.葬祭セット
急に準備しなくてはならいことが多い葬祭用品もひとまとめにセットしておくことで、いざという時に焦らずに準備することができます。数珠やふくさの他、香典袋に薄ずみペンや黒いストッキングも一緒に入れています。
2.水着セット
リゾートに持っていく水着なども、人別にジッパー袋に入れて、ひとまとめにボックスに入れておくと、準備する時もジッパー袋のままカバンに入れるだけで出かける準備も完了です。ジッパー袋なら濡れた水着も入れて帰れるので便利です。
グルーピング収納で気を付けたいのは、セットにまとめたものを必ず揃った状態にしておくことです。例えば、セットしてまとめているはずのハサミが実際に使う時に入っていなかったらどうでしょう。入っているべきものがないと探し物につながり、効率アップのグルーピング収納の意味がなくなってしまいます。なので、収納ボックスやケースはひとまとめにセットする中身全部が入れやすい大きさや素材のものを選ぶことも大切です。自分の暮らしに合わせて色々なグルーピング収納をつくってみていてはいかがでしょうか。
photo / 伊藤美佳代