ガンバラナイクリエイター、おのすんと申します。 小さい頃から頑張りすぎて、なんのために頑張っているのかわからなくなり、ついに過労で倒れた経験から自分を大切にする「ガンバラナイ生き方」を発信しています。今回は、疲れているのに、休み方がわからないという相談者さんからのお悩みです。
相談:休もうと思っているのに……うっかり予定を入れてしまう!
疲れているのに、休むことに罪悪感があります
43歳、子どもを産んでからブランクがありましたが、契約社員として復帰し、2年前から正社員に切り替えてもらいました。
ブランクがあったにも関わらず雇ってもらえたこと、しかも正社員にしてもらったことが嬉しくて仕事を頑張ってしまいました。その結果、いつも仕事のことを考えています。
休みの日も仕事をしない時間があると罪悪感がでてきてしまいました。
子どもの学校行事のために休みを取っても、結局家でできる仕事をしてしまっている自分がいます。
最近疲れがひどいので、週末に「絶対休むぞ」と思っても、結局「仕事しないなら、しているときにできていない家事をしよう、人に会いに行こう……」と予定をたくさん入れてしまって、結局普段より疲れている自分もいます。
急かされているように生きているね、と言われて、確かに……と気づきました。
休み方が分からなくなっている自分がいます。
以前だったら「ココに行きたい、映画をみたい、この人に会いたい」とすごくやりたいことがあったと思うのですが、今は「これをやらなきゃ」が一番強くて、休んだ気がしません。
毎日疲れているし、あまり楽しくもないのですが、どうやったらもう一度「楽しい」を取り戻して、何もしないでぼーーっとできるようになるのでしょうか。
(東京都 43歳 もももーーん 正社員)
回答:現代病「休みたいのに休めない症候群」かもしれません
お気持ちすごくわかります。昔過労になったことがあるのですが、実はその時の私の考え方や感じ方によく似ているんです。実際にその状況をどう抜け出したかをぜひ聞いてください。
現在の状況としては、何かしていないと不安になるような状態ですよね。刺激を受けたり、役に立ちそうなことをしていないとソワソワしてしまったりしていませんか。ひどくなると、眠りも浅くなるし、集中力も切れがちになったりと、色んなところに影響が出てきたりします。
仕事モードが抜けないアナタへの処方箋
そんな時はこの考え方を取り入れてみてください。
それは、「休むことこそが一番効率的な時もある」という考え方です。
過労で倒れた時に、医師からは安静にしているように言われていました。けれど、その時の私は「休むってどうやるの?」とお医者さんに大真面目に尋ねるような精神状態だったんですよね。疲れ切っているのにも関わらず、勉強をしたり運動をしまくっている私にお医者さんが放った一言がこれでした。
「休むことこそが一番効率的な時もある」。常に動き続けていないとダメな人間になってしまうと思いこんでいた私は、この言葉にガーンと頭を打たれるような衝撃をうけました。と同時にその一言がものすごくしっくりきたんですよね。そうか、それもそうだなと思えたんです。その時から、やっと初めて心の底から休めるようになったんですよ。
休むことそのものが効率的だ、というこのアイディアをぜひよく心の中で味わってみてください。休むことって、非効率でも、無駄でも、タイムロスでもなんでもありません。時に、一番必要なことなんですよ。休むことそのものが生産的なんです。
どうか相談者さんの心に届きますように。新しい捉え方というのは腑に落ちるまで時間がかかるかもしれません。けれど、これが腹落ちしたときには必ず世の中がもっと穏やかに見えると思います。今まで心から楽しめていたことに対するワクワクもきっと戻ってくるはずですよ。健闘を祈っています!