コロナ禍で、もうくたくた…私も同じです。今こそ、頑張らない食トレを始めてみませんか? 私は幼い頃から朝ごはんが大好きでした。味噌汁をすすった時のホッとゆるむ感覚は誰もが経験したことがあるものではないでしょうか。トントンと野菜を切る音や、トーストが焼ける香ばしいにおい、元気色の彩りフルーツ…朝ごはんは1日の始まりを五感で感じられる幸せな食事です。「ゆるく豊かな朝時間 × ずるい栄養学」で始まる「キレイが目覚める朝ごはん」の連載です。
あなたのダイエットタイプを選んでみましょう!
あなたのパーソナルおにぎりを選んでみましょう
あなたは以下のうちどれに当てはまると感じますか?
① 「便秘しがち…」な便秘太りタイプ
② 「冷たいものを飲む」「むくみやすい」冷え太りタイプ
③ 「イライラするとつい食べてしまう」ストレス太りタイプ
今日のあなたに寄り添う「パーソナルおにぎり」はコレ!
あなたのタイプ別におすすすめの「パーソナルおにぎり」をご紹介します。
① 便秘太りタイプにオススメなのは「腸活おにぎり」
もち麦ときのこの炊き込みごはん:もち麦ごはん + 干し椎茸
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いつもの炊き込みごはんにもち麦を足してみましょう。もち麦に多く含まれる水溶性食物繊維は、腸をととのえたり、糖質の吸収を緩やかにしてくれます。また、もち麦は一般的なうるち米よりも水分を吸って膨らみやすいため、同じ量のお米でも満腹感が得られやすいのも特徴です。
炊き込みごはんにおすすめしたいきのこは「干し椎茸」です。旨味だしたっぷりの「干し椎茸の戻し汁」は捨てずにお米を炊く際の水として使用しましょう。お米が椎茸の旨味を吸っておいしく炊きあがります。また、干し椎茸に多く含まれるビタミンDには免疫機能を調節する働きがある他、筋肉の合成や骨の健康、糖尿病予防などでも大注目のビタミンです。ビタミンDは、日光に当たることで必要量の8割程度を体内で合成できますが、これから日照時間が短くなる秋冬には食事で補わないと不足してしまいます。ビタミンDは干し椎茸の他、魚類にも多く含まれています。
② 「冷たいものを飲む」「むくみやすい」冷え太りタイプには「血巡おにぎり」
さんまと大葉の混ぜごはん:白米 + さんま
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炊き上がったごはんに、焼きほぐしたさんまと千切りの大葉をさっくりと混ぜ合わせます。さんまなどの青魚に多く含まれるEPAは細胞膜をしなやかにすることで、代謝を高めたり、炎症を抑えたりしてくれます。また、冷え性タイプの人には血巡の悪さだけでなく、血液自体が足りていない人も多くいます。玄米には、血液の材料である「鉄」の吸収を阻害するフィチンが含まれているため、今回はあえて白米を組み合わせました。
朝の味噌汁とともに、体を内側から温めてあげましょう。
③ 「イライラするとつい食べてしまう」ストレス太りタイプには「気巡おにぎり」
花かつおの香りごはん:玄米 + 花かつお
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かつおぶしの香りには、私たちをリラックスさせてくれる働きがあります。嗅覚は味覚の1万倍以上の感度を持ち、理性を司る部分に直接伝わるのだそうです。普段から慣れ親しむかつおぶしの香りは、私たちのより本能に近い部分にアプローチできるものなのかもしれま せん。
また、玄米の豊富なビタミンやミネラル、ポリフェノールは日々のストレスで生じる活性酸素を取り除いてくれるほか、GABAの交感神経を抑える働きにはストレス軽減効果も期待されています。
いかがでしたか?
腸がよくなればストレスや冷えは改善されますし、冷えや便秘の原因がストレスであるケースも多くありますので、ぜひ全部のおにぎりをお試しいただければと思います。「パーソナルおにぎり」のシリーズでは、四季の不調に寄り添っていくことができればと思っています。