家やカフェでの読書も良いですが、たまには図書館に出かけて本の世界にどっぷり浸ってみては?都内には、バラエティー豊かな本がをそろっているだけでなく、建造物の美しさに触れたり、併設のカフェでのんびりしたりと、本を読むことプラスαの要素も楽しめる図書館がたくさんあるんです。本記事では、そんなわざわざ訪れたい都内の図書館を5つご紹介します!
【上野】歴史あるレンガ造りの図書館で、世界の絵本に出会う/国立国会図書館国際子ども図書館
▲画像提供:国立国会図書館国際子ども図書館
上野駅から徒歩約10分の「国立国会図書館国際子ども図書館」は、世界各国の絵本が見られる国立の児童書専門図書館。
こちらの図書館は、建物そのものも魅力の一つ。1906(明治39)年に帝国図書館として建設された「レンガ棟」と、2015年に完成した「アーチ棟」の二つからなり、新旧の建築美に触れることができます。
写真の「レンガ棟」は、明治期を代表するルネサンス様式の洋風建築。都の歴史的建造物にも選定されており、品のあるレトロな雰囲気がステキです!
▲画像提供:国立国会図書館国際子ども図書館
こちらはモダンなデザインが美しい「アーチ棟」。本をめくるようなイメージで設計されたという、ゆるやかに弧を描いたデザインが印象的です。
▲画像提供:国立国会図書館国際子ども図書館
所蔵する本は、国内外の児童書や関連資料を中心に約50万冊。世界160カ国の児童書があり、絵本を通して外国の文化を学べるのがおもしろいですね。
レンガ棟1階の「子どものへや」には、主に小学生以下を対象にした絵本、読み物、知識の本が10,000冊ほどそろいます。昔読んでいた絵本に出会え、懐かしい気分に浸れるかも!
▲画像提供:国立国会図書館国際子ども図書館
レンガ棟内には、明治から現代までの児童書が並ぶ「児童書ギャラリー」(写真)や、帝国図書館時代に貴賓室として使用されていた「世界を知るへや」、吹き抜けの「大階段」など、創建時の明治や昭和の面影が残る場所もたくさん。
100年以上前のレンガも見られるので、歴史を感じながら館内をのんびり巡ってみてくださいね。
所在地
東京都台東区 上野公園12-49
最寄駅
上野
電話番号
03-3827-2053
1万冊の児童書が読み放題!上野「国際子ども図書館」レポ
【日比谷】海外のアート雑誌も!芸術の情報が充実する複合文化施設/千代田区立日比谷図書文化館
東京メトロ・霞ヶ関駅から徒歩約3分の、日比谷公園内にある「千代田区立日比谷図書文化館」。
本を読み・調べる「図書館」と、多彩な文化情報を展示する「ミュージアム」、さまざまな講座やイベント行う「カレッジ」が一体となった複合文化施設です。
「江戸・東京」、「ビジネス」、「アート」の情報を中心に、約22万冊を所蔵する館内は、新聞や雑誌、東京に関する書籍などが並ぶ「パープルゾーン」、ビジネス関連の書籍やデータベースがそろう「オレンジゾーン」、芸術や映画・演劇の書籍が充実した「ブルーゾーン」、哲学や歴史などの本を集めた「グリーンゾーン」の、4つに分かれています。
お目当ての本の関連書も見つけやすく、「こんな本があったのか!」というような一冊に巡り合えるかもしれません。
3階ブルーゾーン入口にある「アート情報支援コーナー」では、海外のアート雑誌や展覧会図録など、アートに関する情報が充実。芸術に興味のある人は要チェックです!
4階には2時間300円で利用できる有料席(特別研究席)も用意(利用については日比谷図書文化館公式サイトを確認してください)。仕切られた席に電源コンセントと有線・無線LANが備えられているので、静かに作業に没頭したいときにオススメですよ。
▲画像提供:千代田区立日比谷図書文化館
館内にはカフェとレストランも併設されています。1階の「ライブラリーショップ&カフェ日比谷」では、ドリンクやケーキ、パンなどがラインナップ。図書フロアの本の持ち込みOKなうえ、コンセントのある席もあり、まったりとした時間を過ごせそうです。
所在地
東京都千代田区 日比谷公園1-4(日比谷公園内)
最寄駅
霞ケ関
電話番号
03-3502-3340