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[10/4〜10/10の運勢]10月2週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

今週のさそり座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

そも世界とはどんなものであったか

今週のさそり座は、自然のとらえ方を、人間中心主義からずらしていこうとするような星回り。

画家であり作家、そして障害者運動と動物の権利運動の担い手であるスナウラ・テイラーは、『荷を引く獣たち―動物の解放と障害者の解放』のなかで、種を超えたケアについて語っています。これまで語る声を持たないとされてきた犬や鳥や牛たちは、じつはその振る舞いを通して多くのことを語っており、人間はむしろそうした声に意図的に注意を払わず、しばしば彼らを劣悪な環境において、搾取してきたのではないか、と。

こうしたテイラーの主張の根本にあるのは、自然は人間が思っているよりずっと相互扶助的なものであり、それにまだ人間側が十分に気付けていないだけなのではないか、ということです。もちろん、自然の世界にも競争はあるでしょう。

けれど、すべての生物は互いに物質やエネルギーを与えたり受け取ったりしながら、相互に依存して生きているのであり、かつてホッブスが人間の自然状態を「万人の万人に対する競争」と定義したほどに、弱肉強食は自然の本質ではないのではないでしょうか。あなたもまた、少しでもそうした固定観念から脱け出し、「やさしさ」の概念を書き換えていきたいところです。

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今週のいて座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

離見の見

今週のいて座は、かすかな違和感を、確かな問いかけへと練り上げていくような星回り。

「放浪の焚火を夜の燈(ひ)となせり」(山口誓子)は、ホームレスを取材して詠まれた句。戦後社会の歴史において、ホームレスたちの存在は次第に影をひそめ、存在自体がはじめからなかったかのように扱う行政の態度を、私たちはどこかで当たり前のこととして受け入れつつあるように思います。

その意味で、掲句は社会から居場所を失いつつある人たちの、とうに失われた実感をきわめて生々しく描写したルポルタージュのような作品とも言えます。あるいは、掲句は自然界が作り出す時間や空間から切り離され、単なる無機質な物体としてそこに否応なく存在させられていることへの作者なりの違和感の表明なのかも知れません。

見慣れた道端に突然ホームレスの人が現れればギョッとするかも知れませんが、この自然界において真に異様で、不気味な存在としてあるのは、一体どちらなのでしょうか。あなたもまた、根本的な軌道修正にひとつ取りかかってみてはいかがでしょう。

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今週のやぎ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

かがみよかがみ

今週のやぎ座は、何が本当の意味での「啓蒙」なのか、「進歩的」であるとはどういうことなのかを問い直していくような星回り。

もしあなたが自らの存在価値と、思い定めている方向性を少しでも信じているのなら、いまは前へ前へと進んでいくことよりも、立ち止まって心のどこかで引っかかっている気がかりや胸のつかえと、きちんと向き合ってみることの方が大事かも知れません。

「まさか」の瞬間はいつやってくるか予想がつきませんし、自分だけは例外だと考えて「もしも」の時への備えを怠る者は、肝心なところで運命にいたずらされ、裁きの俎上にのせられてしまうものです。

この先も心の奥底で暗い不安をずっと膨らませていくくらいなら、いっそここらで思い切って「まさか」や「もしも」の正体を突き止め、不要な不安を消し去っておくのも悪くない選択でしょう。今週のやぎ座もまた、自分の頭や心のなかの考えや感情が、みずから抱いたものなのか、いつの間にか抱かされていたものなのか、腑分けしていくつもりで過ごしてみるべし。

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