棚板の高さを変えたり、パーツを加えたりして形が変えられるユニットシェルフ。便利ですが、ちょっと無機質な印象で、一時的な収納棚と捉えている方も多いのでは?インテリアブランド「Re:CENO」のユニットシェルフ「R.U.S」は、温もりを感じられる素材と機能的な構造が特徴で、長く使い続けることができます。
ほかとは一味違う。「Re:CENO」のユニットシェルフ
東京・二子玉川と京都・四条烏丸にお店をもつ「Re:CENO(リセノ)」は、オリジナルの家具やセレクトのインテリア雑貨、収納アイテムなどを販売しているブランドです。公式サイトでは、インテリアコーディネートやアイテムの選び方、お手入れのコツもWebマガジンや動画で発信していて、部屋作りや毎日の暮らしの参考になります。
そんなRe:CENOから今回ご紹介したいのは、ユニットシェルフの「R.U.S」です。
ユニットシェルフとは、棚板や帆立(フレーム)、補強用のバーを組み合わせて作る棚。組み立てはそれほど難しくなく、棚板の高さやキャビネットの位置を変えられてフレキシブルなのが人気です。さまざまなメーカーから販売されていますが、R.U.Sにはほかとは少し違う4つの特徴があります。
ユニットシェルフ「R.U.S」のここがすごい!5つの特徴
1:木製家具のような味わい
ひとつめの特徴は、まるで使い続けられてきた木製家具のような雰囲気があること。
一般的なユニットシェルフはシンプルかつフレキシブルになるよう、フレームにはステンレスやスチールが多く使われています。そのためクールな印象といえますが、ちょっと無機質だと感じる方も少なくないはず。
対してR.U.Sは、木製家具のような温かみを感じられるものを目指して作られています。それが最もよく現れているのが、木製の棚板やキャビネットパーツです。木目風のプリントの板を使用しているメーカーも多いなか、R.U.Sでは本物の木である「板目(いため)」の突板(つきいた)を採用しています。
板目とは丸太の年輪を切断するように取ったもので、突板とはそうした木のシートをベニヤなどの板に張り付けたもの。たけのこのように大きな曲線の木目模様が入っていて、一つひとつ異なる味わい深い表情が見られます。
それ以外にも、フレームにはマットな塗装を施したアイアンが、脚部には上品に輝く真鍮が使われていて、その場に長年置かれていたかのような雰囲気が感じられるのです。
2:自立式で賃貸でも取り入れやすい
続いての特徴は、自立式で取り入れやすいこと。
ユニットシェルフには壁固定式と自立式があり、壁固定式は建物の骨格にあたる部分にフレームを固定して設置します。そのため安定感があり、フレームを細く仕上げられデザイン性が高くなるのだそう。ただ、壁に穴を開けることになります。
もう一方の自立式は壁に頼らず組み立てるため、補強用のバーをクロスにして背面に入れることで強度を上げます。R.U.Sは、賃貸住宅でも気軽に取り入れてほしいとの思いから、この自立式が採用されたそう。スマートに見えるバランスを考慮して作られているので、スリムかつスタイリッシュな印象なのも魅力です。
※R.U.Sの薄型タイプ(全サイズ)と、通常タイプの201cmサイズについては、壁に転倒防止フックを取り付ける必要があります。(サイズ展開については次の段落でご紹介します)
3:自分仕様にカスタマイズできる
R.U.Sは、パーツの種類とその組み合わせ方のバリエーションが豊富なのも特徴。そのため自分好みのインテリアに合わせることが可能です。
高さは4種(201cm、165cm、91cm、54cm)、奥行きは薄型(23cm)と通常(43cm)の2種、幅も2種(92cm、47cm)から選べます。カラーはアイアンのフレームと木材が各3色ずつ(アイアン:ブラック・ホワイト・グレー/木材:ナチュラル・ミッドブラウン・ダークブラウン)。色は揃えればもちろん統一感が出せますが、あえて変えてみると個性的なインテリアに。
さらに、棚板の高さは5cmきざみで動かせるため、「高さが足りなくて置けない」ということが避けられます。そして棚板だけではなく、ハンガーを掛けられるバーのほか、キャビネットやドロワー(引き出し)もあるので、スペースの広さや置きたいものに合わせた設置ができるのです。
4:床の掃除がしやすい
床の掃除がしやすいことも大きなメリットです。
通常の棚は一番下の板が床に接しているものがほとんどで、脚があってもわずかな隙間しかないものが多く、ホコリが気になっても掃除機などが入らない場合があります。
それに対し、R.U.Sは一番下のシェルフボードの設置場所が床から15cmほどの高さとなるので、脚が長め。しっかりとスペースがあるので、掃除機やワイパー、掃除用ロボットなども余裕で入り、楽に掃除ができます。
5:場所や目的を変えて長く使い続けられる
最後はすべての特徴をまとめての魅力と言えますが、「長く使い続けられること」。
上でご紹介したように自立式で、さまざまなパーツを組み合わせられるので、使い方がひとつに限定されません。形を変えながら、リビングやキッチン、寝室とさまざまな場所に置くことができます。
家具は小さな買い物ではないので、できる限り長く使いたいもの。R.U.Sは今使いたい形をセットの状態で買ったら、その後ライフスタイルが変わっても、パーツを加えたり除いたりしながら使い続けられます。長年使われていたような家具が、本当に自分のものとして家に馴染んでいくのを楽しみことができるのです。
ここからは、さまざまな使い方の例をご紹介していきます。
今はデスクとして使い、後に棚として活用
ここ最近テレワークをするようになり、家にあるテーブルや一時的に購入した簡易デスクで作業している方も多いかもしれません。きちんとしたデスクを購入しようかと検討している方は、「R.U.S おすすめセット #29」を選んではいかがでしょうか?
シェルフボード4枚とフレーム、クロスバー2本のセットで、ノートパソコンなどでの作業には十分なデスクになります。
高さがあるので上部に棚ができ、少量の書類や資料の本を置けるので、足元は広々。フレームに余白があり、圧迫感がなく狭いスペースに置きやすいのもポイントです。
R.U.S おすすめセット #29
54,600円(税込)
本体サイズ:幅92cm×奥行き43cm×高さ165cm
今後状況が変わり、家でほとんど作仕事をしなくなった場合や、逆に家での作業が中心になり大きなデスクを購入したいとなっても、シェルフボードの位置を変えれば棚に早変わり。雑貨をディスプレイしたり、本棚として使うことができます。