ほかでは見たことのないかわいい雑貨とどら焼きが主役のカフェ「天御八(てんみはち)」。清水寺参道にあるマーブル模様のレアチーズケーキが有名なカフェ「天-TEN-(テン)」の姉妹店です。大通りから少し外れた場所にある隠れ家のようなカフェにお邪魔しました。
見つけて嬉しくなる、千本中立売の隠れ家的カフェ
南北に長い「千本通」。なかでも「西陣千本商店街」がある千本今出川から上長者町通り界隈は、通りの両側に昔ながらの個店が立ち並び、下町情緒が残るエリア。
その千本通からちょっと小脇に入る目立たない路地に、清水寺参道の人気カフェ「天-TEN-」の2号店ができたのは2020年7月のこと。オリジナルの雑貨を制作する工房「羅工房(らこうぼう)」のあるビルの1階を改装し、カフェへとリノベーションされました。
店内に入ると、雑貨の販売とカフェのスペースが半分ずつくらいになっていて、どちらの利用もしやすそう。
ギャラリーのように並べられた雑貨は、すべて2階の工房で作られているオリジナル商品ばかりです。
こんなの初めて!な変わり種どらやき
「桃クリーム」「塩レモン」「ドライとまと」「ラムレーズン」「いちじく&くるみ」各300円御八のどら焼き「スタンダード」200円「抹茶あん+求肥」250円「黒胡麻+こしあん」230円「レーズンバター」250円
雑貨についてはのちほどご紹介することにして、まずはお目当てのどら焼きをチェック。木とガラスのショーケースに本日のどら焼きたちが整列しています。この日販売されていたのは、上の棚から「桃クリーム」「塩レモン」「ドライとまと」「ラムレーズン」「いちじく&くるみ」。下の段は定番の御八のどら焼き「スタンダード」「抹茶あん+求肥」「黒胡麻+こしあん」「レーズンバター」の8種類。
撮影させていただいたのは「ラムレーズン」「いちじくとくるみ」「ピスタチオチョコ」「豆腐クリーム」「抹茶クリーム」の5種類。どの味もこだわりが詰まっていて、全部食べたくなります。
「抹茶クリーム」350円、「豆腐クリーム」300円
豆腐クリームは、木綿豆腐の水切りをしたものを裏ごしして口溶けなめらかにし、黒豆の甘露煮をトッピング。抹茶クリームは、宇治の老舗茶舗の抹茶をたっぷりと加え、クリームのボリュームを感じさせない軽やかさ。
「いちじく&くるみ」。小豆との相性が良いくるみは香ばしくローストしたものを砕き、ドライいちじくはラム酒に浸して風味よく。いちじくの種のツブツブとカリッとしたくるみ、すこし固めに炊き上げたあんこの食感を、黒糖味のふんわり生地が包み込む絶妙のバランス。
「ラムレーズン」は、干しぶどうの粒をラム酒に漬け込んであんこと混ぜたものを、シナモンを香らせた特製の皮で挟みます。どれも2口、3口で食べられる大きさなので、2個3個ぐらいは余裕で食べられます。1個食べたら別の味も試してみたくなるので、このサイズ感はいいですね!
テイクアウトで、食べ歩きもできます。また後にご紹介する箱に入れて手土産にするのもいいですし、地方発送もok!
クレーマ・ディ・ピスタチオ シングル 500円
どら焼きに合わせて、新商品のドリンク「クレーマ・ディ・ピスタチオ」を注文。小さなエスプレッソのカップに入った天御八オリジナルのエスプレッソに、ピスタチオクリームを混ぜて飲む新感覚のドリンク。エスプレッソのしっかりとした苦みにミルクたっぷりのピスタチオクリームのほのかな甘さがマッチしたデザート感覚のドリンクです。
ほとんどがピスタチオペースト、つなぎにほんの少しホワイトチョコレートを混ぜた「ピスタチオチョコ」と合わせて、ピスタチオコラボレーションにしてみました。どら焼きの皮は少しビターなココア味で美味。油断すると食べすぎてしまいそう。