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暖房はつけたまま換気が正解! 室内を暖めつつ効率的に換気する方法を解説

朝晩の冷え込みを感じるようになってきた今日この頃。気温が下がるにつれ、室内外を問わず空気が乾燥しがちです。コロナ禍により家で過ごす時間が増えている現在、部屋を正しい方法で換気し、湿度も管理することが今まで以上に大切になっているのではないでしょうか。

7割以上の人が冬でも換気を実施

パナソニックが、冬の換気・乾燥対策について消費者調査を実施。自宅(家庭)で冬に換気をしているか問うと、7割以上の人が「換気をしている」と回答しました。
また、乾燥対策として何をしているかという質問に対しては、約45%の人が「加湿機を使う」と回答。以下「部屋干しをする」「マスクをする」「お湯をわかす」といった対策に票が集まりました。また、自由回答では「濡れタオルを干す」「お風呂のお湯を捨てないで蒸発させる」など、様々な工夫が見られました。

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出典:パナソニック株式会社「冬の換気・乾燥対策についての実態調査」

加湿機の使用に関して気になることを聞くと、半数以上の人が「結露することが気になる」と回答。また、6割以上の人が暖房使用時に「乾燥が気になったことがある」と回答しており、冬場の加湿機や暖房に関する悩みも見られました。

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出典:パナソニック株式会社「冬の換気・乾燥対策についての実態調査」

冬場に適切な換気をするための3つのポイント

冬場に部屋を暖めつつ効率的に換気や加湿をするにはどうすればよいのでしょうか。プレスリリース内では、風とエアコンのプロフェッショナルであるパナソニックのエアーマイスター福田風子氏が「冬場の効率的な換気術」を解説しています。

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出典:パナソニック株式会社

【1】暖房はつけたままで換気しよう

暖房時に換気する際、暖房は切らずに窓を開けるのがお勧めです。エアコンは立ち上がりのときが最も負荷がかかるためです。換気により大幅に下がった室温を元の快適な温度に戻すために、余計に電力を消費してしまうので、暖房はつけたまま換気しましょう。
また、暖房をつける際は暖かい空気は上がっていくため、エアコンの風向きは一番下の足元に向けるのがお勧めです。

【2】換気は、1時間に5分〜10分ほど×2回を目安に

冬場の窓開け換気は、時間や回数は、部屋の広さや窓の数など、条件によっても変わるものの“1時間に5分〜10分ほど×2回を目安に”と言われています。寒さや電気代のアップが気になる場合は、部屋の温度低下を抑えるために、“1時間に2.5分×4回”など、短時間で回数をあげる方法もあります。
同時に気をつけたいのが開ける窓の場所です。エアコンが外の冷たい空気を吸うとお部屋が暖まっていないと感知して暖めるパワーを上げて運転するため、できるだけエアコンから離れた窓をあけ、エアコンに冷たい外気を直接吸い込ませないようにすることで、節電に繋がります。

【3】冬の結露対策としても換気が効果的

調査結果でも出ていた冬にお悩みの人も多い結露。その正体は室内の空気に含まれた水分です。空気は温度が高いほど水分を蓄えることができるので、暖房で暖められた室内の空気が壁や窓ガラスで冷やされ、水分を蓄えることができなくなって水滴に姿を替えるのです。換気で定期的に空気を逃がすことで結露を抑えられます。

加湿機を効果的に使用する3つのポイント

前述の福田風子氏は、「冬場の効率的な加湿術」について、以下のように解説しています。

【1】エアコンの風の通り道になる場所に置く

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出典:パナソニック株式会社/加湿機の場合

加湿機からの加湿された空気を、エアコンの風に乗せて部屋中に行きわたらせるイメージで、加湿機から吹き出す空気にエアコンの風が当たる場所に置きます。湿度センサーの誤認を避けるために、加湿する機器本体に直接エアコンの風があたることがないよう、エアコンの下に設置します。超音波式など水滴を飛ばす加湿方式に関しては、水滴やカルキがエアコン内部に付着する可能性があるため、エアコン付近への設置は避けましょう。

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出典:パナソニック株式会社/加湿空気清浄機の場合

加湿空気清浄機は、エアコンの風とぶつかってしまうとお部屋の空気の循環の妨げとなってしまいます。エアコンの気流に合わせて空気の対流を起こすイメージで、対面や対角線の壁に置くと効果的です。

【2】超音波式やスチーム式は床に直接置かない

低温の空気は下にたまりやすく、また温度が低いと空気中に含める水分の量が下がります。加湿機を低い位置に設置すると、湿度センサーが高い湿度を検知した場合うまく働かないことがあります。また、水を超音波によって霧状にして噴出する超音波式や、ヒーターで水を加熱し蒸気をだすスチーム式の場合は、水の粒子が大きく、下に落ちてきやすいのも、床に置くのを避ける理由のひとつです。ただし、気化式やハイブリッド式はファンを搭載して自ら気流を起こせるので、その限りではありません。製品ごとに適した置き場所は取扱説明書にも記載されているので、設置前に目を通しておきましょう。

【3】結露防止のために窓から離す

加湿された空気が窓に当たると、冷やされて結露になってしまいます。特に、気密性の高い住宅は窓と室内の寒暖差がでやすいため注意が必要です。このほか、水の粒子の大きい超音波式の場合、家具の近くに置くと、湿気によって傷んだり歪んだり、水道水のカルキが加湿した空気と一緒に放出され、家具などを白く汚すこともあります。購入の際は、加湿機の方式も合わせて検討しましょう。

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