洗顔料やシャンプーにはこだわる人も、「ボディソープ」はなんとなく選んでいることありませんか…? それは“ボディソープはどれでも同じ”と思っているからかもしれません。でも最近は進化していて、保湿力や洗浄力など、かなりの違いがあるんです。選ぶポイントから最新の20製品ランキングまで、うるおいながら汚れを落とす、理想の選び方をご紹介します!
360.life編集部/Test by LDK編集部
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トレンドはプレミアム保湿。ボディソープは進化してます
お風呂で全身を洗うときに使う、ボディーソープ(ボディウォッシュ)。
ボディソープ売り場にはたくさんの商品が並び、「お肌にやさしい」「無添加・低刺激」といったコピーが書かれていて、なにを基準に選んだらいいかよくわからないですよね。
ボディソープ市場をみてみると、とくに乾燥が気になる秋冬シーズンには、しっとりタイプや、さらに高保湿タイプが続々登場。「保湿」と「肌へのやさしさ」を重視したものが増えています。
「お風呂上がりの保湿がいらない」「洗うだけでうるおう」といったうたい文句のプレミアム保湿ものが、人気を集めているようです。
でも、選ぶ基準は「保湿(うるおい)」だけではありませんよね。
雑誌『LDK』で行ったアンケートをみると、保湿以外に重視することとして、低刺激のものを求める声が増えています。
たしかに乾燥してお肌が敏感になりやすい季節は、保湿だけではなく、肌に刺激のない成分であることも大事です。
そこで今回は、ドラッグストアで見かける定番モノやうるおい重視、ボタニカル系など、保湿効果や肌へのやさしさを重視した20本をピックアップ。
ボディーソープの選び方から、ランキングの結果をご紹介します。
[選びのポイント]保湿のほか肌へのやさしさ、使い心地も重要
それでは、乾燥しやすい時期のボディソープはどう選ぶのがいいのでしょうか。ポイントは、大きく4つあります。
[ポイント1:うるおい(保湿)]
ボディソープはすぐに洗い流すものなので、ボディクリームのような高い保湿効果は望めませんが、洗浄後の無防備なお肌の水分蒸発を守ってくれるものがベストです。
お風呂上がりでも、しっとりとうるおいを保てるものがうれしいですね。
そこで、ボディーソープで洗った後にどれくらい肌水分量(うるおい)を保てるのかを調べました。
まずは泡立てたボディソープ(泡タイプはそのまま使用)を腕にのせ、指でなじませて洗い流します。10分、20分、30分後の肌水分量を、測定器を使って計測しました。
続けて水だけで洗った腕も同様に計測し、ボディーソープで洗ったときと水だけで洗ったときの差を比較。+の数が大きいほど「保湿力が高い」と判定しています。
[ポイント2]肌へのやさしさ
また毎日使うものなので、肌に刺激になる成分が入っていないことも大切。洗うたびに肌に負担になるのはNGです。
肌へのやさしさのポイントは、「界面活性剤の種類」と「エモリエント成分の有無」。パッケージ裏に記載された成分を専門家がすべてチェックしました。
①界面活性剤の種類
ボディソープの主成分は水と界面活性剤。メインで使われている界面活性剤の種類と刺激の強さをチェックしました。
②エモリエント成分の有無
水分蒸発を防ぐエモリエント成分の有無をチェック。水溶性で洗い流れてしまう「〇〇エキス」よりも、肌の表面に膜を張り、水分の蒸発を防ぐフタの役割をする油性成分を評価しました。
①と②で肌へのやさしさを評価。アミノ酸系+エモリエント成分アリが、もっとも肌にやさしい組み合わせとなります。
[ポイント3]洗浄力
そしてボディソープ本来の役割である洗浄力ももちろん必要です。うるおい重視とはいえ、汚れが落ちなければ肌を清潔にできません。
そこで、人の皮膚のようにシワのある人工皮革へ汚れに見立てた口紅を塗り、汚れ落ちをチェック。
同一条件で泡立てたボディソープ(泡タイプはそのまま使用)をのせ、指でこすり水洗い。残った口紅を測色計で測定しました。
[ポイント4]使用感
さらに、使い心地も外せません。お肌をやさしく包んでくれる、もこもこの泡立ちや、泡切れの良さも求められる要素の一つです。
泡持ちは、泡(泡タイプはそのまま使用)を入れた30mlのビーカーに1円玉を2枚(2g)のせ、完全に沈み込むまでの時間を計測して評価しました。
泡切れは、網の上に置いた泡に同量の水をかけ、残り具合を評価しています。
以上の4つの視点で20製品をテストしたところ、CMのうたい文句とはまったく逆の結果になったものもありましたよ。それでは、ランキングをご覧ください!