ニットやコートなどの冬服は、収納場所に困るアイテムのひとつではないでしょうか。かさばる衣類は、できるだけすっきりと見た目もよく収納したいですよね。今回は、実例とともに冬物の洋服収納アイデアをご紹介します。
冬物の洋服収納に困っていませんか?
ウールやカシミヤ、ファーなど素材もさまざまな冬物の洋服。ニットやコートなどかさばる厚手の冬物衣類は、限られた収納スペースの多くを占めるアイテムかもしれません。
でもすっきりとしまう収納方法を知れば、模様替えの時期もノンストレスで過ごせそうですよね。収納の前に、まずこんなことを準備しておくとスムーズに進みます。
【収納前の準備】冬服を厳選しておく
まずは、持っている冬服がどのくらいあるのか、全容を把握しましょう。コートやニットなどは長く着られるイメージがありますが、デザインによっては少し古さを感じさせてしまうことも。
今の自分が似合うのか、着たいと思うのかを基準に厳選していくと、枚数を絞ることができ限られた収納スペースを有効活用できます。どれも気に入った洋服ばかりだと手放すのが難しく感じられますが、部屋を狭めるほど冬服が多いなら厳選のタイミングかも。
フリマアプリで使ってくれる人に譲るなど行先を決めれば少し気持ちがラクになるのではないでしょうか。それでは、アイテム別に冬物の洋服収納アイデアを見ていきましょう。
【アイテム別】かさばる冬物の洋服収納アイデア実例
1:コートなどのアウター
頻繁に着るお気に入りのコートなど、アウターはハンガーラックを設置してディスプレイ飾るように収納するのがおすすめ。色ごとに分けて掛ければ、コーディネートしやすいだけでなく見た目もきれいです。写真のようにアイアンのハンガーラックを選べば、空間を引き締めます。
こちらの部屋のように、冬物の色合いや丈をできるだけ揃えて掛ければ見えても美しい収納に。扉やカーテンなどをつけなくても気にならなりません。見せる収納の場合は特に、詰め込み過ぎず余裕をもたせて掛けられる量に調整しましょう。
2:セーターなどのニット
伸びたり型崩れしたりしやすいニットは、たたんで収納がおすすめです。写真はIKEAのSKUBB(スクッブ)を使用。クローゼットに掛けて収納できるすき間収納グッズを活用するなど、ふんわり感を損なわない工夫を。
どうしてもニットをハンガーにかけて収納したい場合は、緩やかなラインを描く「マワハンガー」など型がつきにくいハンガーを使用してみては。すべりおちにくい素材なら、ノンストレスでハンギング収納できます。
3:スカーフ・ショールなどの小物
スカーフやショールなどは、一箇所に集めて掛けて収納するとすっきり。こちらのお宅では、ハンガーとワイヤーネットを使って大量のファッション小物をひとまとめに収納しています。
ショップのディスプレイのように、オープン棚に飾りながら収納するのも素敵。重ねるのは3枚程度に統一すると、選びやすいだけでなく高さも揃い美しく仕上がります。
ベレー帽やミニバッグなどファッション小物も最上段に置くなど、コーディネートしやすい配置を心がけてみてください。
冬物の収納で気を付けたいこと
冬物の洋服収納で特に気を付けたいのが、「型崩れ」です。先ほどもご紹介したように、伸びやすいニットは特に要注意。たたんでふんわりと収納できるのが理想ですが、難しい場合は型崩れしにくいハンガーを選んだり、半分におりたたんでハンガーに巻きつけるように掛けたりなど工夫してみてください。
また防虫剤などを使って衣類を保護し、素材を傷めないように気を付けることも大切なポイント。かさばるアイテムが多い冬物ですが、詰め込み過ぎると出し入れしにくくなるので余裕を持たせた収納を。雪や雨で濡れたらしっかりと乾かさなくてはならないため、クローゼットとは別にハンガーラックを用意しておくと便利です。