無料の会員登録をすると
お気に入りができます

[12/20〜12/26の運勢]12月4週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

今週のさそり座の運勢

picture

illustration by ニシイズミユカ

関係だらけ

今週のさそり座は、改めて分け与える精神が強烈に注入されていくような星回り。

マレーシアのボルネオの熱帯雨林にて、移動生活を送っていたいくつもの狩猟採集民がしだいに定住化し消滅していくなか、いまだに昔ながらの暮らしを守っているプナン族という森の民がいます。彼らの特徴の1つが、モノを他人に分け与えること。それは純真な彼らが生まれながらに持っている美徳というより、後天的に部族全体で厳しく教育され、植え付けられていく彼らの信念に近いようです。

ある人類学者によれば、プナンの幼い女の子に何個か飴玉をあげたそうですが、はじめ彼女はそれらを独り占めしようとし、周囲の子どもが欲しそうにしても、飴玉を身に引き寄せて手放しませんでした。母親が注意し、促すとようやく女の子は飴玉を配り始めましたが、それはモノを独り占めし、個人の富を貯えるなら、その人の言葉はしだいに力を失い、周りから人々も去っていくという部族の教えに基づくものでした。

逆に、プナンでは与えられたモノをすぐさま他の人に分け与えることを最も頻繁に実践する人物が最も尊敬され、そういう人物はたいてい最も質素で、誰よりも見すぼらしいなりをしていて、ビッグマンと呼ばれるのだとか。あなたも、そうした幼児とビッグマンの狭間に立ちつつ、どちらに向けて自分が成長していきたいのか改めて実感を抱いていくはず。

続きはこちらから

今週のいて座の運勢

picture

illustration by ニシイズミユカ

沈黙を受け止める

今週のいて座は、自分がこの先どこへ向かっていくのか、浮き彫りにされていくような星回り。

「墓参より戻りてそれぞれの部屋に」(波多野爽波)で詠まれているのは、兄弟の多い家族の親の墓参りでしょうか。切れもなく、どこかのっぺりと描かれており、そこはかとなく不気味な後味が残る句です。年末というのは特に慌ただしいものですが、私たちは普段から目の前の雑事に追われ、自分のことをこなすので精一杯で、他人のことを考えたり手間をかけたりするだけの余裕さえありません。

しかし掲句では、ともに墓参りするような間柄の親族や兄弟であっても、哀しいことをわかちあったり、うれしいことを共有したりするようなきっかけさえ与えられていない。その根底には、やはりのっぺりとした直線的な時間の流れがあり、墓から戻った「それぞれの部屋」もまた、どこか無機質な墓に他ならないのではないか、という現代社会への作者の皮肉とも悲哀ともつかない、ほのめかしが込められているように思います。

それでも、私たちもいつかは墓に入るのであり、そのことを真剣に考えてみれば、参ったはずの墓にも無数の先祖たちが眠っていて、繰り返される輪のようなもうひとつの時間の流れがそこに潜在していることにも思い当っていくはず。あなたもまた、自身の行く末や乗りつつある流れについて、できるだけ俯瞰的にまなざしてみるといいでしょう。

続きはこちらから

今週のやぎ座の運勢

picture

illustration by ニシイズミユカ

普通の下の闇

今週のやぎ座は、「普通」の輪郭線をすっと跨いでいこうとするような星回り。

あるセラピストの女性の話によれば、マスコミ情報にがんじらがめになっていたり、固定観念のようにこびりついた幻想に振り回されて、自分の性にきちんと向き合えている男性、少なくともそうした考えを持てている男性は少ないそうです。

男性は、女性は、と頭の中で考えていることに囚われて、どうしても類型的なパターンの中で、つまり他人との比較のなかで自分を捉えようとしてしまう訳ですが、それは結局のところ、自分で自分に呪縛をかけることに他ならず、しかし性というのは単なる生理をはみだしているもので、大抵はそうしたパターンなんかにはおさまらないんです。

だから、どうしても自分の性ということに向き合っていくためには、固定観念から感覚をほどいていくというプロセスが必要になりますし、しかしそれは「普通」のひとが1番怖がっていることでもあるのではないでしょうか。あなたもまた、受け身に徹していくことで、ある種の憑き物が外れていくことがあるかも知れません。

続きはこちらから
オリジナルサイトで読む
記事に関するお問い合わせ