今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
火のない所に煙は立たぬ
今週のみずがめ座は、自分でも意外なほどの感情の高ぶりに驚いていくような星回り。
「この枯れに胸の火放ちなば燃えむ」(稲垣きくの)の「この枯れ」とは、おそらく恋愛として絶望的な状況のことなのでしょう。そういう状況にあるのに、いや、そういう状況にあるからこそ、「胸の火」はより大きくなる。
相手へと、特定の対象へと向かう情念はより一層高まり、状況の冷えと反比例するかのように、内面の熱が際立って感じられているのです。ただ、「火放ちなば」とあるように、実際に胸の火を放つ、つまり自分の思いを実現するような行動をとることはこの時点ではこらえられており、そうしたギリギリのところでこの句は詠まれています。
おそらく作者の激情は、こうして書き留められ、句として昇華されることで、ことなきを得たのでしょう。もともと作者は演技をしていたこともあるので、これもある種の架空の役柄を演じているだけなのかも知れませんが、これほど激情を見事に捉えた句もそうそうないのでは。あなたもまた、はじめは“ふり”や役割としてこなしていたことに、いつの間にか情が湧き、熱情が芽生えていたことに改めて気が付いていくかも知れません。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
のほほーん
今週のうお座は、ひらすら「のほほーん」としているような星回り。
サッカーや野球は点を取らねばなりませんし、そのために闘志やチームワークが要求され、罵詈雑言も飛び交い、生産や累積が重んじられるスポーツであり、勝ち負けも明確ですから、アドレナリンが大量に分泌される系のスポーツとも言えるでしょう。しかし、今週はもっとダウナーです。
例えばサーフィンのように、波に身をまかせる、ゆだねることを基本として、自分の能力を弁えつつ、無理はせずに、的確な判断をくだす、他人の邪魔はしないし、必要があれば助けてもらう。どの波に乗ればいいのか、この波に乗るのか、それともやり過ごすのか、やり過ごすなら、どのようにやり過ごすのか。そこでは調和と解放が重んじられます。
「のほほーん」というのも、自分の性に合っていることが分かっていなかったり、身体が緊張しきって固くなったりしていれば、できないもの。慌ただしい季節ではありますが、だからこそ逆になるべく猫のように暇に過ごしていきたいものです。
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