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体温を1度上げると起こる変化って?薬剤師に聞く、今すぐできる温活のコツ

季節を問わず、からだの冷えに悩んでいる女性は多いのではないでしょうか。しかし、冷えは女性の大敵です。放っておくと、健康面や美容面のさまざまな不調の原因につながるといわれています。そこで、今回は体温を1度上げるために実践したい温活のポイントを、あんしん漢方の薬剤師、有島ゆいさんに伺いました。

体温が1度上がると期待できる効果とは?

photo:unsplash
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健康的な人の平熱は36.5~37.1度と言われています。実は今、36度以下という「低体温」の人が増えているとか。
では、体温が1度上がることで、具体的にどのような効果が期待できるのでしょうか。

・免疫力の向上

体温が上がると血流がよくなり、免疫細胞の働きが活性化されます。結果として免疫力が高まり、風邪やインフルエンザなどの感染症を遠ざける効果が期待できます。

・基礎代謝量の増加

基礎代謝とは、何もしていなくても消費されるエネルギーのことです。体温を維持するにはエネルギーが使われるため、体温が高い人ほど、基礎代謝量も高くなります。

また、基礎代謝量が高ければ消費されるエネルギーも増えるので、太りにくいからだに近づくといえるでしょう。

低体温が引き起こす悪影響

しかし、生活習慣の乱れやストレスの増加などによって、低体温に悩む現代人は増えてきています。

からだが冷えていると、筋肉が凝り固まることで頭痛や腰痛などの痛みを感じやすくなるといわれています。
さらに、女性の場合は、冷えで卵巣が血行不良になることによって、生理痛や生理不順などが引き起こされることもあります。

また、冷えは美容にも悪影響です。冷えにより新陳代謝が悪化することで、肌の乾燥やくすみが生じる可能性もあるのです。

体温1度UPを目指す温活習慣

photo:unsplash
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それでは、体温を1度上げるためにおすすめの生活習慣をご紹介します。どれも一時的に行うのではなく、継続することが大切です。

ゆるめのお湯で入浴する

入浴は血行をよくし、からだを温めるために効果的な習慣です。シャワーで済ませず、毎日ゆっくり湯船に浸かりましょう。

ただし、長湯や熱すぎるお湯は逆効果です。自律神経が乱れ、かえってからだを冷やすことになりかねません。ゆるめのお湯で、軽く汗ばむ程度の入浴を心がけましょう。

適度な運動をする

女性が冷えを感じやすいのは、男性に比べて筋肉量が少ないためといわれています。筋肉量が少ないと、熱を多く作ることができません。

そのため、体温を上げるには適度な運動を習慣にし、筋肉量を減らさないようにしましょう。とくに、筋肉が集中している下半身を動かすと効果的です。ストレッチやウォーキングなど、無理のない運動から始めてみましょう。

服装に注意する

血流の悪化は冷えの原因になるため、タイトな服や下着は禁物です。ゆったりとした、からだを締め付けない服装を意識しましょう。

また、下半身を冷やさない服装選びもポイントです。とくに、冷えやすい足元は、タイツやレッグウォーマーなどで保温するといいでしょう。

からだの芯から温める内側ケア方法

photo:unsplash
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さらに、からだを内側から温める方法をご紹介します。

白湯を飲む

朝起きたら1杯の白湯を飲みましょう。新陳代謝が活性化され、体内で熱が作られやすくなる効果が期待できます。毎日の習慣として、是非取り入れてみてください。

陽の食べ物を摂る

東洋医学では、食べ物は「陰」と「陽」のものに分けられます。からだを温める働きがあるのが、「陽」の食べ物です。以下に、おすすめの「陽」の食材をご紹介します。

・ゴボウ、ニンジン、ショウガ、サケ、味噌

冬に旬を迎える根菜類には、「陽」の食べ物が多いと覚えておきましょう。

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