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フードロスやバルクフードって?今知らなきゃまずい新常識クイズ10

ライフスタイル

「サステナブル」や「SDGs」の言葉が定着しつつある今、食に関しても環境に配慮した商品や考え方が広がりを見せています。以前から目にする「オーガニック」や「フェアトレード」などもそれにつながるものですが、きちんと説明できるという方は意外と少ないのでは?この機会に、クイズでキーワードを学んでみませんか?

答え:量り売り(バルクフード)

photo:siki
photo:siki

スーパーの精肉コーナーやお菓子の売り場などでも見ることがある量り売り。その言葉のとおり、パッケージに詰められたものではなく、必要な分だけ重量を量って買うことができるものです。
余分に買い過ぎて食べきれないということが防げ、容器を持参すれば包装のゴミも減らせるので、環境にやさしい販売方法と言えます。欧米では量り売りの店舗が増えており、日本でも注目され、青果だけでなく、チョコ・ナッツなどのお菓子、味噌、調味料、お酒などを購入できるお店も出てきているんです。

例えば、写真は東京・上目黒にある食品や雑貨、日用品のお店「siki(シキ)」。食品はできる限り量り売りにすることで、お客さんがマイバッグなどを活用できるようにしたり、使用済みの瓶を回収して再利用したりと、「ゼロ・ウェイスト」(ごみをゼロにする)にも取り組んでいます。こうした量り売りのお店で、さまざまな食材を自分の食べられる量だけ少しずつ買う、財布にも環境にもやさしい暮らしを始めませんか?

暮らし方、人や自然への接し方を考える今。小さな商店が大きく描く自然と共存する未来 | Sheage(シェアージュ) https://sheage.jp/article/62840
エコでスタイリッシュなビールライフを。量り売りクラフトビール専門店「TAP&GROWLER」 | Sheage(シェアージュ) https://sheage.jp/article/66397

6. 地元で生産されたものを地元で消費することをなんと言う?

答え:地産地消

photo:koé donuts Kyoto
photo:koé donuts Kyoto

日本の食料自給率は38%しかないことをご存じですか?6割以上は海外から入ってきて消費している現実にあります。
地産地消とは、国内の地域で生産された農産物や水産物を、その地域内で消費する取り組み。こちらも昨今注目されており、地元で獲れた野菜を主に使うようにしているレストランやカフェも多くなっています。
地産地消ができれば、運搬・運送にかかるエネルギー消費を抑えられて二酸化炭素の排出削減になり、地球温暖化防止に。それ以外にも、消費者は身近な場所で身近な人が作った新鮮な食材を安く手に入れられ、生産者は流通経費の削減ができ、消費者の反応をダイレクトに受けて生産やサービスが行えるといった多くの利点があります。

私たちもできる限り、地元の生産者さんが作ったものを地元のお店で購入することを意識していきたいもの。地産地消を意識したレストランや食料品店にぜひ目を向けてみましょう。

写真のドーナツは、オーガニックや地産地消にこだわったドーナツ屋さん「koé donuts Kyoto(コエ ドーナツ京都)」のもの。華やかでいてやさしい味わいのドーナツは、テイクアウト以外に店内カフェスペースで味わうことも可能です。このようにおしゃれなお店で美味しいものを食べながら、生産者の方にも環境にもよいことができるのはうれしいですね。

オーガニックや地産地消にこだわった「koé donuts Kyoto」のドーナツ | Sheage(シェアージュ) https://sheage.jp/article/47373

7. 持続可能な漁業で獲られた天然水産物の認証とは?

答え:MSC認証

photo:Shutterstock
photo:Shutterstock

年々魚が獲れなくなってきているというのはニュースで聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?実は1984年をピークに、急速に漁獲量が減少しています。理由は海水温度の上昇や、魚の獲りすぎなどさまざまです。結果、魚の値段が値上がってしまうことで、段々と手が届きにくくなり、食卓にのぼる機会も減っていってしまいます。
MSC(海洋管理協議会)認証とは、海洋の自然環境や水産資源に配慮していることを認証された漁業で獲られた、天然のシーフードに与えられる国際的な認証マークです。日本のものには「海のエコラベル」と青いラベルで大きく表示されています。
漁獲量の減少の一つにある過剰漁獲は、現在、世界の水産資源の1/3以上に当てはまると言われています。MSC(海洋管理協議会)はそれに対処するためにこの認証を行っているのです。

スーパーなどで買い物するときに、こうした認証のラベルがついたものを購入することは、持続可能な水産業をサポートになります。
ちなみに養殖の水産物に対するASC(水産養殖管理協議会)認証というマークもあり、どちらも大手スーパーのイオンなどでは積極的に取り扱われているので、自然と手に取っている方も少なくないはずです。
魚を買うときには、ぜひ認証マークがあるかにも注目してみてください。

8. 肉や魚、卵など動物由来のものを食べない人をなんと呼ぶ?

答え:ヴィーガン(ビーガン)

photo:fruits and season
photo:fruits and season

ヴィーガンフードやヴィーガンレストランも増えていて、定着しつつあるヴィーガンという言葉。動物性の食品を一切摂取しない人や、その食生活のことを指します。菜食主義者(ベジタリアン)のなかでも食べるものを厳しく取捨選択しているヴィーガンは、肉や魚、卵、乳製品はもちろん、蜜蜂によってもたらされるはちみつや、鶏肉からとられる鶏ガラなども口にしません。
肉や魚などが体質的に合わないためにヴィーガンになる人もいますが、世界的に多いのは宗教上の理由や動物愛護を目的とするもの。そして環境に関わる面も重視されるようになっています。

動物性食品の創造では、実は多くの資源が使われています。例えば、畜産業では放牧用の土地を確保するために森林伐採が行われたり、大量の水が必要になったり。ヴィーガンになり肉や魚の消費量を減らすことで、そうした地球環境への負荷を軽減できると考える人も増えているのです。

一気に肉や魚を食べなくするのは難しいことですが、肉料理ばかり食べているかも…という方は、ときにヴィーガンを意識したお店を利用してみてはいかがでしょうか?東京・恵比寿の「fruits and season(フルーツアンドシーズン)」では、厳選されたフルーツのほかに、オリジナルの豆乳パンと自家製の豆乳クリームのフルーツサンドを作っており、乳製品や卵は使われていません。このように動物性食品を使わない工夫をした商品やお店はたくさんあります。

瑞々しい果物に惚れぼれ。見た目も味も贅沢感あふれるヴィーガンフルーツサンド | Sheage(シェアージュ) https://sheage.jp/article/70466

9. 野菜以外に乳製品・卵・魚のみを食べる人をなんと呼ぶ?

答え:ペスカタリアン(ペスクタリアン)

photo:Shutterstock
photo:Shutterstock

ヴィーガンと同じくベジタリアンの一種、ペスカタリアン(pescatarian)という言葉を最近耳にする方もいるのではないでしょうか?たんぱく原として肉は摂らないものの、魚介類や乳製品、卵は食べるベジタリアンのことです。

野菜や豆だけを食べるのでは栄養が偏ってしまいがちなので、このペスカタリアンのように、ベジタリアンであってもタンパク質を別の食品から摂取する人もいます。そのため、実はベジタリアンにはさまざまな分類があるのです。

ベジタリアンの前にラテン語で「乳」を意味するラクト(lacto)が付いたラクトベジタリアンは、乳製品も食べるベジタリアンです。ラテン語で「卵」を意味するオボ(ovo)が付いたオボベジタリアンは、卵を食べるベジタリアン。そして乳製品と卵の両方を食べる人は、ラクト・オボ・ベジタリアンと呼ばれます。

さらに、基本はベジタリアンだけれど、ときと場合により肉・魚も食べるフレキシタリアンの人もいます。それぞれ、自分の体に合い、長く継続できる方法を実践しているのです。

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