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フードロスやバルクフードって?今知らなきゃまずい新常識クイズ10

ライフスタイル

「サステナブル」や「SDGs」の言葉が定着しつつある今、食に関しても環境に配慮した商品や考え方が広がりを見せています。以前から目にする「オーガニック」や「フェアトレード」などもそれにつながるものですが、きちんと説明できるという方は意外と少ないのでは?この機会に、クイズでキーワードを学んでみませんか?

1. 形が悪いことで市場に出回らない野菜をなんと言う?

答え:規格外野菜

photo:VEGHEET
photo:VEGHEET

規格外野菜とは、大きさや形、色などが定められた規格におさまっていない野菜のこと。最近はスーパーでも規格外野菜、不揃い野菜コーナーなどがあって、フードロス削減への働きを見かけることも多いのではないでしょうか。
野菜は市場で流通される際、大きさがS・M・Lに分けられるように、形や品質、色などにもさまざまな規格が定められているのです。
規格があるために、産地が異なる野菜も価格を統一して販売できるなど、効率的になるという利点がありますが、規格から外れた野菜はほとんどが出荷されずに処分されてしまいます。廃棄が促されてしまう大きな理由の一つは、形が整ったきれいな野菜の方が売れるという事実です。

規格外野菜は、見た目に少し癖があるだけで、味や品質に変わりはありません。それを捨ててしまうなんて「もったいない」と、廃棄せずに利用する取り組みも増えてきています。例えば、規格外野菜を購入できる通販サイト「食べチョク」や「みためとあじはちがう店」のほか、規格外野菜を加工した新たな商品などもあります。

写真は、ビオセボンで販売されている、規格外野菜をシート化した「オーガニックベジート」。手巻き寿司のように巻いて食べたり、カットして料理にトッピングにしたりすることができます。規格外の野菜自体を積極的に購入する以外に、こうしたものを取り入れてみることも、廃棄を減らすことにつながります。

2. 食べられるのに捨てられてしまう食品をなんと呼ぶ?

答え:フードロス(食品ロス)

photo:FOOD TEXTILE
photo:FOOD TEXTILE

フードロスとは、食品から発生する廃棄物全体の「食品廃棄物」のうち、まだ食べられる部分のことを指します。バナナなら、皮は「食品廃棄物」で、中の果肉は「フードロス」です。
日本でのフードロスは年間約570万トンで、日本人一人あたりは1年で約45kg分を捨てていることになるのだとか。
それは、私たちが家庭で使い切れなかったり、食べきれずに捨ててしまうものだけではありません。農業や漁業の生産現場から保管場所や食品工場に運ばれ、スーパー・レストラン、家庭へと届く流通の段階でも、上でご紹介した規格外野菜のように廃棄されてしまうものがあるのです。

食べ残しを減らす心がけはできても、さすがに流通過程のものまでは手が出せない…と思ってしまう方もいるかもしれません。ですが、私たち一般消費者が貢献できる取り組みを行っているブランドもあります。

例えば「FOOD TEXTILE(フードテキスタイル)」というブランドでは、通常なら捨てられてしまうカット野菜の切れ端やコーヒーの出し殻などを食品関連企業や農家から買い取って染めたバッグ(写真)などのファッションアイテムを生み出しています。こういった取り組みをされている企業はいろいろあるのでチェックしてみてください。

捨てられるはずの食材を染料に。やさしい色合いに心和む「FOOD TEXTILE」のバッグ | Sheage(シェアージュ) https://sheage.jp/article/37115

3. 化学肥料や農薬に頼らない栽培方法とは?

答え:有機栽培(オーガニック)

photo:une table
photo:une table

有機栽培(有機農業)とは、化学的に合成された肥料や農薬、また遺伝子組換え技術を使わず、環境への負荷をできる限り減らして行われる栽培方法。以前からスーパーやレストランなどでもよく目にする「オーガニック」の食品も同様です。化学肥料や殺虫剤など合成された農薬を使うことなく、有機肥料による栽培方法で作られたものを指します。
有機栽培・オーガニックの食品を探すのに目印になるのが、「有機JASマーク」です。農林水産省が設けている品質と生産方法の基準を満たしたものだけが有機JASマークを付けることができ、それがなければ「有機栽培」や「オーガニック」と表示することはできません。

有機栽培の食品そのものや、それが積極的に使われた製品を選べば、体にも環境にもやさしい農業を支持することになります。

写真のジンジャーシロップは、主に生姜を主役としたシロップやドリンクを展開する「UNE TABLE(ユヌターブル)」のもの。高知県の契約農家から仕入れる有機栽培生姜と砂糖のみで作られています。今後なにか食べ物を買うときには、このように有機栽培のものかどうかもチェックしながら選んではいかがでしょうか?

お料理にも使える。冷えた身体を温める「une table」のジンジャーシロップ&ジャム | Sheage(シェアージュ) https://sheage.jp/article/43115
パン愛が高まる。「ちわたや」の自家製酵母パンと上質なバター&ジャム | Sheage(シェアージュ) https://sheage.jp/article/74556
100%オーガニック。おやつから食事まで何にでも合うメープルバター | Sheage(シェアージュ) https://sheage.jp/article/67343

4. 途上国のものを適正価格で購入し続ける貿易の仕組みとは?

答え:フェアトレード

photo:Catherine
photo:Catherine

「フェアトレード」と書かれた製品を店頭で見たことがある方も多いのではないでしょうか?英語から直訳すると、意味は「公平・公正な貿易」。発展途上国で作られる食品や日用品などを適正な価格で継続して購入することで、生産者や労働者の生活の改善と自立を促す貿易の仕組みのことです。
日本では、途上国で生産されたものが驚くほど安い価格で売られていることがあります。その裏では、正当な対価が生産者に支払われていなかったり、生産性を上げようと必要以上の農薬が使われて環境が破壊され、生産者の健康に害が及んでいたりという実態があるかもしれないのです。

ものを買うときは安さに惹かれてしまいがちですが、生産者のことも考えたもの選びをすることも大切。輸入されたものなら、「国際フェアトレード認証ラベル」があるかをチェックしてみてください。フェアトレードの明確な基準を守った製品に貼られるラベルなので、それがあれば公正な取引で届けられたのだと判断できます。

写真は、フェアトレードに重点を置いたチョコレート「Myrrh Chocolate(ミルラチョコレート)」です。原料はすべて有機栽培で、生産から輸送までのあらゆる工程で価格や賃金が公正になるよう配慮されています。そうした背景も知りながら一つひとつのものを選び、じっくり味わえれば、私たちの食卓もより豊かになりそうです。

フェアトレード&オーガニック。こだわりの詰まった「ミルラチョコレート」 | Sheage(シェアージュ) https://sheage.jp/article/22610

5. 食材を必要な量だけ購入できる販売方法とは?

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