10. 植物由来の食べ物を中心とした食事法をなんと言う?
答え:プラントベース
プラントベースとは、植物由来の原料から作られた食品を中心とする食生活のことです。2010年代にはアメリカで「野菜、果物、全粉穀物、ナッツ、種子、豆類などの植物由来の食べ物から作られるもの」と、より詳しく定義され、近年の健康志向の高まりで取り入れる人が増えています。
ヴィーガンと似ていると考える方もいるかもしれませんが、プラントベースは乳製品や卵をまったく食べないわけではありません。ヴィーガンなどのベジタリアンは、宗教上の理由や環境・動物の保護などを目的とした人もいて、思想や精神的な面が大きく関係しています。
対してプラントベースは「積極的に植物由来の食べ物を取り入れて健康的に過ごそう」という、体のためのもの。「これを食べてはいけない」という厳格なルールはなく、「体によさそうだから」という気軽でポジティブな考え方なので、誰でもすぐに取り組むことができます。
最近では牛乳の代わりになるアーモンドミルクやオーツミルクに、大豆を使った大豆ミートなど、植物由来の食品が豊富になっています。完全に肉や魚を食べないというのは難しいけれど、植物由来のものを食べて健康的に暮らしたいという方は、そうしたものから取り入れてみてはいかがでしょうか?
毎日の食事から、サステナブルな暮らしを
食にまつわるサステナブルキーワードを10個ご紹介しました。健康やダイエットなどの観点から注目が集まっていた言葉やその取り組みに、実は環境の保護に関係するものが含まれてると知り驚いた方もいるのではないでしょうか?今後、より積極的にそうしたワードがついた食品やお店を選ぶことが、持続可能な暮らしにつながっていきます。ぜひ普段から意識してみてくださいね。
参考元:
農林水産省「食品ロスとは」
農林水産省「知ってる?日本の食料事情」
Marine Stewardship Council「MSC 「海のエコラベル」とは」
水産庁「平成30年水産白書」