「チートデイってよく耳にするけど、何?」と思ってる方は多いはず。チートデイとは、ダイエット期間に設ける「好きなものを食べてもいい日」のことで、減量停滞期を乗り越えるためのもの。今回は、チートデイの「基本的なやり方」や「効果を高めるコツ」について、あんしん漢方の管理栄養士、小玉奈津実さんに伺いました。
そもそもチートデイとは?

まずは、チートデイのメカニズムや効果をご紹介します。
チートデイのメカニズム
チートデイとは、ダイエット中に「好きなものを食べられる日」のことです。
好きなものを食べると太ってしまうのでは……と感じる人も多いかと思いますが、実はこの「しっかり食べる」行為が、ダイエットの停滞期を脱出する方法のひとつなのです。
ダイエット中に体重が減らなくなる原因は、食事量が少ないことから、からだが「飢餓状態」と感じ、栄養をためこみやすくなるためといわれています。
チートデイを設けることで、脳が「正常状態」とチート(だまされる)されて、からだの省エネモードを解除する効果が期待できるのです。
チートデイの効果
チートデイの効果には、省エネモードの解消以外にもダイエットにうれしい効果があります。それは、「代謝アップ」と「モチベーション維持」の2つです。それぞれ解説します。
チートデイのメリット1:代謝がアップする
チートデイの効果として、代謝アップが期待できます。
ダイエット中は食事量や摂取カロリーを制限することが多く、それに対応できるように基礎代謝が低下し、痩せにくくなるといわれています。
チートデイを挟むことで「栄養は十分にある」とからだが錯覚を起こし、代謝が上がります。代謝量が上がることで、停滞期から抜け出し再び痩せやすくなるのです。
チートデイのメリット2:ダイエットのモチベーション維持になる
チートデイがあることによって、ダイエットのモチベーション維持にもつながります。
ダイエット中は食事内容を制限することが多く、ストレスがたまりダイエットを断念するきっかけにもなります。
しかし、チートデイで好きなものを食べてストレス発散することで、翌日からまた頑張ろうと意識が高まり、ダイエットを意欲的に続けられます。
今まで頑張ってきたダイエットを「やめる」よりも、チートデイをとり入れつつ「継続」したほうが、せっかくの努力も無駄にならず、ダイエット成功の近道となります。
正しいチートデイの設定方法

チートデイといっても、好きな時に好きなだけ食べてしまっては意味がありません。適切な頻度で設定することで、本来の効果を発揮できるようになります。