限られた時間をやりくりするにはどうすればいいかを考えるとき、頻繁に登場する「作りおき」。作りおきおかずや、調理を途中まで済ませておく「半調理」の作りおきなどを準備しておけば、料理するときの調理時間を短縮できるので魅力的ですよね。
しかし実際のところ、ママたちはどれだけ「作りおき」を活用しているのでしょう?
『みんなは作りおきってする? うちは週に1度、1週間分を作りますが、作りおきしない人もいる? 作りおきする・しないの理由も教えて!』
作りおきおかずをメインとしたレシピ集や、オリジナル料理のレシピサイトでは「作りおき」がキーワードになっていることも見かけます。しかし本当に、みんな作りおきをしているのでしょうか。
投稿者さんの疑問に対するママたちの声を元に、「作りおき」に関するママたちの声をまとめてみました。
作りおき、「しない派」が優勢
作りおきをするかしないか。投稿者さんが投げかけた問いかけに対するママたちの回答は以下のようになりました。
・作りおきする:15%
・作りおきしない:70%
・その他:15%
作りおきという言葉をネットやTV・雑誌などで目にするようになりましたが、実際のところは作りおきをしないママのほうが多い結果に。7割も「しない派」になるとは予想外の展開でした。しかも、「作りおきをする」ママが15%となり、しない派と大きく差が開く展開になっています。
作りおきをする派、作りおきをしない派、それぞれの声と「その他」を選択したママたちにどのような意見が寄せられたのかを見てみましょう!
作りおきしない派の声
まずは作りおきをしない派のママたちの声から。
作りおきしようにも家族にすべて食べられてしまう
『晩ごはんとかを多めに作って作りおきしようとしても、その日のうちに食べ切られてしまいなくなることが多いからムダだと悟った』
『1度チャレンジしたけど、1日で食べきってしまう。大食いのわが家では、作りおきはまったく向かないことが判明した。作りおきを作る時間を取られるのならその都度作るのと変わらないし、その都度作る方がはるかに楽だった』
晩ごはんのおかずを多めに作り、お弁当のおかずにしたり翌日にそのおかずを使おうと思ったりしても、家族が食べる量によって、また家族に人気の献立だと作ったその場ですべてなくなってしまうことってあるんですよね。
作りおきするためにたくさん作ったのにすべて食べられてしまうと、作りおくためにはどれだけの量を作ればいいのか。考えるだけで途方にくれてしまいそうです。作りおきを諦めるママの気持ちも少しわかりますね。
衛生的に不安になる
『「傷んでいないかな?」ってその都度確認をすることがストレスになるので作りおきはしない』
『多めに作って翌日に食べることはある。でも1週間分とかって最後の方は味が落ちていそうだし、日持ちするものでも1週間後に食べるのはなんとなくイヤかな』
作りおきしない派のなかでも目立っていたのは、作りおきしたおかずの衛生面に不安を感じる声でした。衛生面を不安視するママたちは、1週間どころか翌日でも不安に感じるという声もあり、感覚的に作りおくことがムリだと感じるのでしょう。
個人が作るものですから、長期保存でも問題がないような加工をすることは難しいかもしれませんね。筆者がよく使うレシピ本にも、冷蔵で2~3日、冷凍で1週間程度と書かれていることが多いです。それならばその都度おかずを作るほうが気持ち的にも楽なのかもしれません。
作りおきする派でも1週間分はあまり作らない
『多めに作るとか途中まで作りおきしておくと楽。1週間分とまでたくさんの種類は作らないけどね』
『食材が傷みにくい冬場だけ、2日ぐらいで食べ切れる量を小分けにして作りおきをする。1週間分は怖いし面倒臭い』
作りおきをする派のママの声を見ても、1週間分を作ると答えたママは少数派となっていました。
筆者も子どものお弁当の副菜を作りおきしますが、およそ2日で食べきる量にしています。2日以上連続してお弁当に入っていると飽きるかもしれないと考えることもあり、作りおきする1品の量は少なめにしています。意外にこのケースが多いのかもしれませんね。
その他の声は「作りおきする派」寄り
『気が向いたら作ることもある』
『あえては作らないけど、煮物とかわりと多く作って残るので、結果的に「作りおき」になることはある。でも1週間分はスゴイね』
「その他」を選択したママたちの声を見てみると、どちらかといえば作りおきする派に当てはまる声のほうが目立ちました。家庭で食べる食事のための作りおきではなく、筆者のように家族のお弁当のおかず用に、冷凍作りおきや隙間を埋めるための副菜作りおきをすることはあるようです。
お弁当用のおかずも含めたアンケートにすると、また違った結果になったかもしれませんね。