空気清浄機はどこに置くべき？ ワンルーム・玄関・リビングなど部屋別に紹介

タバコの煙は上に昇っていきます。焼き肉やペットの臭いの原因となる物質も軽いため、空中を上がる特性があります。これらの微細で軽い汚れを除去したい場合は、空気清浄機を少し高い位置に設置することをおすすめします。

ただし、落下や転倒の危険があるため、大きなものや重たい空気清浄機を1m以上高い場所に置くことは避けましょう。机や棚の上などの高い場所に置きたい場合は、卓上に置ける小さな空気清浄機の使用がおすすめです。

空気清浄機とエアコンを同時に使う場合は、エアコンの風と空気清浄機の風とが、ぶつかり合わないように注意しましょう。エアコンの吹き出す風の流れを阻害すると、暖房や冷房の効果が弱まるためなかなか設定温度にならなかったり、電気のムダになったりして運転効率が悪くなってしまいます。

エアコンの暖房を使うときは、エアコンから遠ざけて反対側に空気清浄機を置くと、部屋をまんべんなく暖められます。反対に、冷房を使うときは、エアコンのフラップを上向きにして、エアコンの真下に空気清浄機を置くとよいでしょう。こうすることで、空気清浄機が作り出す風の流れで、体に直接冷気が当たるのを避けて、部屋の空気を循環させられます。

空気清浄機は、邪魔にならない部屋の片隅に置かれていることも少なくありません。部屋の空気の流れを考えて、適切な場所に置くことで、さらに空気清浄効果が高まります。
壁や窓際では、十分な空きスペースがないため、スムーズに空気が対流せず、せっかくの機能の効果が半減してしまいます。できるだけ部屋の中心に置くことで、部屋の空気を循環させ効率よく空気を清浄してくれます。

特に花粉やウイルスをブロックしたいなら、玄関や入り口付近に置いてもよいでしょう。エアコンや加湿器、除湿機などと併用する場合は、それぞれから出る風がぶつからないよう、置く位置を調整してみてください。