一年のはじまりを告げるおせち料理は、さまざな意味を込めた飾り切りで彩られます。簡単なテクニックさえ身に着ければ、おせち料理だけでなく日頃の料理にも応用が可能。包丁さえあればどれも意外と簡単にプロっぽく仕上がりますよ。
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おせちを彩る飾り切り
お祝い事にふさわしく、鶴や梅などの縁起物を模したおせち料理の飾り切り。それぞれに込められた意味を想いながら、丁寧に仕込むおせちは、一年の締めくくりの大仕事です。
飾り切りひとつで、おせちがぐっと鮮やかに、より豪華な雰囲気に仕上がりますよ。おせち料理の基本中の基本、飾り切りをご紹介します。
1. ねじり梅
おせち料理には色の濃い金時にんじんを使いますが、今回は普通のにんじんでご紹介します。
材料・道具
・にんじん
・ペティナイフ
・梅の抜型
にんじんを8mmほどの厚さにスライスし、梅型で抜きます。
花びらの切れ目から中心に向かって、ナイフの先で3mmほど切り込みを入れます。切り落とさないように注意しましょう。
花びらの切れ目に向かって、斜めにナイフを入れていきます。残りの花びらも同様に削ります。
包丁の根元を使い、斜めに削っていきましょう。
しっかりとナイフを入れたほうが、立体感が出てかわいらしく仕上がります。煮物に散らしたり、重箱の彩りにも使えるので、重宝します。
型抜きして残った部分はスープや煮物などで無駄なく使ってくださいね。
2. 羽子板大根
材料・道具
・にんじん
・大根
・小花の抜型
・ペティナイフ
大根(またはにんじん)を5mmほどの厚さにスライスします。包丁を使って羽子板の形に整えます。
花の抜型を使って型を抜き、大根とにんじんの花を交互にはめ込みます。
おせちに添えるときは、型抜きまでして甘酢に漬けます。できればにんじんと大根は別の容器で漬けたほうがきれいな色に仕上がりますよ。
3. 里芋の六方むき
材料・道具
・里芋
・ペティナイフ(または包丁)