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「ねぇ、ママ聞いて!」子どもの話に疲れた…。興味がない話も聞くべき?「雑談育児」3つのポイント

「ねえねえ! このキャラクターの名前知ってる?」「ねえ! このYou Tubeめっちゃ面白いからちょっと見て!」どこかの知らない家族が遊んでるYou Tubeやら、興味のないアニメのキャラクターやら、超謎な何かのモノマネやら。子どもの話を「聞こう」とはよく言われるけど、「ねえ!」と大声で呼びかけられるたびに目眩がしてしまう。そんなこと、ありませんか?正直、ぼくはよくあります……。今日は、子どもと親。お互いがWin-Winに「雑談」ができるように気をつけている雑談育児3つのポイントをお話します。

きっと「子どもとちゃんと向き合いたい」って親御さんは多いはず。
忙しくないとき、体調がいいときはまだ余裕を持って子どもの相手をできる。だけど、こうも毎日暑くては体力も気力も落ち込んでしまいます。
そうするとつい「面倒くさーい」って気持ちに負けてしまう。

気のない返事を「うん」「へー」「ああ、そう」とテレビを眺めながら繰り返したり。
「ちょっと静かにしてて」とピシャリと言ってしまったり。

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後になって思い返して「ちゃんと聞いてあげればよかったかな」って後悔する。

対人関係において「話を聞く」ことの大切さは言うまでもありません。人は話を聞くことで信頼関係を構築していると言われるほどです。もちろん、友人知人だけでなく夫婦や親子だって同じ。信頼関係は「家族だから」芽生えるのではなく、お互いが「育んで」いくものなんです。

たとえば学校やお友達の話、勉強や習い事の話なら「ちゃんと聞いてあげよう」って思えるかもしれません。
けど、子どもだってそんなちゃんとした話ばかりしたいわけではありません。どうでもいいような「雑談」や「好きなこと」について喋り倒したいときだってあるのです。

その気持も大切にしてあげたい。けど、こっちだって身体と心の体力には限りがあります。

そこで、お互いがWin-Winに「雑談」ができるように気をつけていることがあります。

「雑談育児」3つのポイント

その1 「後でね」はちゃんと目を見て言う

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子どもってこっちが忙しいときや、疲れているときに限って色んなことを話しかけてきます。
ごはんの支度をしているときや、仕事をしているとき。また、暇そうに見えるときなんかもありますが、親にしてみたら「ゆっくりしたいタイミング」だったりもします。

食後にテレビを見ているほんの15分の癒やしタイム。この時間の重要性は、子どもにはなかなかわかりません(笑)

自分の罪悪感をベースに考えてみると、こうした忙しいタイミングで適当に相槌をうってしまっているのが原因だったりします。
または、テレビを見ながら「はいはい、後でね」なんて言ってしまったり。

これでは言った方も言われた方も、嫌な気持ちになります。

だから「後でね」はちゃんと目を見て言います。
「いま忙しいから、後でね」「ちょっとゆっくり休みたいから、後でね」

子どもの方を見て伝えるだけで、こうも自分の罪悪感が軽減し、子どもも納得してくれるものかと思います。

ほんの些細なことですが、とってもおすすめです。

その2 雑談時間を決めて約束する

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大人の言う「後でね」ほど、子どもの期待を裏切る言葉ってないと思います(笑)
ぼくも子どもの頃、何度訪れない「後でね」に期待したことか。

悪気はないんです。でもね、忘れちゃうんです。だって、見たくもないYou Tubeの話なんて聞きたくもないのだから!

でも、そんなことを言って子どもとの約束を適当に反故するのは、ぜんぜん別の問題です。
会話の内容が楽しいとかつまらないじゃなくて、人と人との信頼関係を損なう行為と言えるかもしれません。

なので「後でね」の後には必ず「いつなら話を聞けるか」を約束します。

「お風呂上がったら、寝るまで聞いてあげる」
「洗い物はじめるまで、あと5分くらいあるからいまなら聞けるよ」

始まりの時間、終わりの時間を決めて、その時間はしっかりと話を聞いてあげるようにする。

「この話いつまで続くんだろう」と嫌な顔をしながら聞いているよりも、ずっとずっと健全な時間を設けることができます。

その3 雑談は「会話」。子どもの喋りたいことを聞く&興味がない話題も伝える

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最後に。雑談は「会話」です。
一方的に子どもが話したいことを話しまくるだけなら、それは会話ではありません。壁打ちです。
親だからといって子どもの言葉のサンドバックになる必要はないと、ぼくは思うのです。

子どもは雑談を通して、会話はキャッチボールであることを学ぶことができます。

だから、子どもが話したいことはもちろん聞きます。興味がないからと言って、いきなり一刀両断することもありません。だけど「パパはそのYou Tube、あんまり好きじゃないな」など自分の興味は伝えます。
「えー、なんで?面白いのに!」と言えば「だって、これはさ」と自分が面白いと思わない理由を伝える。

雑談のはじまりです。べつにディスったり悪口を言ったりして子どもを嫌な気持ちにさせなくても、子どもはそれが面白い理由を語るし、ぼくはそう思わない理由を語る。でも、それがキッカケで娘の見ていたアニメの面白さを知ることができたりもしました。

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