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[7/11〜7/17の運勢]7月3週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

今週のさそり座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

越境を後押ししてくれるもの

今週のさそり座は、必要不可欠な手助けをみずからに呼び込んでいこうとするような星回り。

昼は日の光のなかを、夜は月の光のなかを、涼し気ないっぽんの杖だけを頼りに旅していく巡礼者をうたった、『日光月光すずしさの杖いつぽん』(黒田杏子)という句のごとし。

巡礼を完遂していくためには、自力頼みだけでは限界があり、必ず何らかの神の篤い守護が不可欠となりますから、掲句が詠う「杖いつぽん」がもたらす「すずしさ」というのも、やはりある種の“お導き”が起きている証しのようなものなのかも知れません。

あなたもまた、あちらからこちら、此処から他所/余所への移行を後押ししてくれるような“お導き”がもたらされていきそうです。

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今週のいて座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

丁寧なる減速

今週のいて座は、何度でも繰り返し思い出に生かされていくような星回り。

岡本かの子の『鮨』という小説には、湊という50代の独身男が出てきます。彼には食うには困らないだけの資産があって、独り者の気楽さからかあちらこちらに住まいを散らす一所不在の暮らしをしている結構なご身分なはずなのですが、同時に、いつもそこはかとない悲哀をまとっている。

彼がまだ幼かった頃は偏食がひどく、これといった食べ物をほとんどうけつけることができなかった。そんなとき、母親がつくってくれた握り鮨が、それまで嫌いだった魚をあれこれ食べられるようにしてくれたのだとか。この作品はそんな思い出話が本筋になっています。

あなたもまた、顔の力みを解いてくれるような記憶のかけらが、不意に表情の奥から浮かび上がってくることがあるかも知れません。

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今週のやぎ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

穢れと深みとその限度

今週のやぎ座は、自身の生きものとしての奥行きが試されていくような星回り。

『あんずにあかんぼのくその匂ひけり』(室生犀星)という句のごとし。

音には音の、色には色の調和があるように、ここでも作者にとって感じとられた匂いのハーモニーが提出されており、それが赤ん坊の糞とあんずの組み合わせだと言うのです。

あなたもまた、みずからのまとう体臭がそれなりの深みもったものとして周囲へ放たれているか否か、少なからず明らかになっていくように思います。

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