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[7/25〜7/31の運勢]7月5週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

今週のさそり座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

思いがけぬ自画像

今週のさそり座は、メランコリーの教訓をしかとおのれに叩き込んでいくような星回り。

『うつうつと最高を行く揚羽蝶』(永田耕衣)という句のごとし。いにしえの錬金術師のあいだでは、メランコリーは錬金術の「黒色化」の過程と同一視されましたが、彼らはそこで徹底的に否定性と死とをわがものにし、最大の非現実性をとらえることで、最高の現実性を形作ろうとしたのだと言えます。

つまり、「うつうつと」して落ちるところまで落ち、「不可能性」を身をもって知ることができた者だけが、その後に真の意味で「最高」ととらえることができるのだということ。

あなたもまた、心から「とらえられない」と感じたものこそが、真の意味でとらえられるのだということを、改めておのれに言い聞かせていくべし。

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今週のいて座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

物語を人間化していくために

今週のいて座は、おのれが再編成される地点まで自身を運んでいこうとするような星回り。

辞書をひくと、「際」とは「もう少しで別の物になる、その物のすぐそば。すれすれのところ」を意味する言葉と出てきます。例えば、東京の「際」というと大田区蒲田、北区赤羽、川崎、町田、立川など、中心では居心地の悪さを感じるような多くの人が飲み歩き、特有の香ばしさと怪しさとを醸し出している一帯である点では共通しているはず。

それはおそらく、「際」と呼ばれる一帯が、現在自分がこの世界や周囲と結んでいる委縮してしまった関係性を開いて、偶然性に満ち満ちた異なる関係性を呼び込む形で機能することで、時に未来を取り戻したり、はたまたますます過去に囚われたりしつつも、そこを訪れる人々のリアルを変え続けているのでしょう。

あなたもまた、できるだけそうした「際」として機能している一帯に足を運んでみるべし。

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今週のやぎ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

余計なものを削ぎ落す

今週のやぎ座は、「〇〇はこんなものだ」という思い込みを解除していこうとするような星回り。

『緑陰に網を逃げたる蝶白し』(高浜虚子)という句のごとし。

作者の句はいつも言葉遣いが平明で、言葉の流れもごく自然に配置されているので、読者は思考力に負担をあまり感じずに読むことができます。それは、作者がごくつまらない主観の押しつけによって句が濁ることを嫌って、これ見よがしな主観の暴露や思想の開陳をことごとく削ぎ落していくがゆえに成り立つ、絶妙な塩梅によるところが大きいのではないでしょうか。

あなたもまた、ただ目に映った事実の通りに認識をふちどり直していきたいところです。

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