頭痛に冷え、腰痛など、働く女性を悩ませるさまざまな不調。仕事中に突然襲ってくる不調を対処したくても、なかなか難しいもの。そんなお悩みを抱えた方に向けて、ボディバランス整体師の吉田佳代さんが、1日たった10秒押すだけでリフレッシュできるツボを伝授。お仕事の合間に、レッツ・リフレッシュ!
働く女性を悩ませるさまざまな不調。第1回目のテーマは、毎日パソコンやスマートフォンを見る私たちには切っても切り離せない「頭痛」に効くツボ。具体的にどのツボをどのように押せばいいのか、ボディバランス整体師の吉田佳代さんに解説していただきます。
第1回のお悩み「頭痛」
風池(ふうち)
首の後ろから鎖骨につながる筋肉(胸鎖乳突筋)と僧帽筋の間で髪の生え際にあるくぼみに位置します。後頭部の生え際で首の骨の外側にある左右のくぼみから、後頭部の骨の際に沿って人差し指1本ほど外側の左右にあります。
ツボの押し方
両手の四指を頭の上部に置くようにして頭を支え、親指を左右それぞれのツボにあてます。骨を感じるくらいの圧で頭の中心に向かうように一気にグッと斜め上に押しあげ7秒キープし、3秒かけてゆるめます。
得られる効果
風池は、頭痛、肩・首こり、背中のこり、めまい、立ちくらみ、目の疲れ、鼻炎、耳鳴り、歯の痛み、不眠、風邪など多くの症状に効果的な万能ツボです。スマホやデスクワークなどによって姿勢が前に傾いた状態が長く続くと首や肩に大きな負担がかかります。首や肩周りの血流も悪くなり、頭痛へとつながってしまいます。風池を刺激することで、首周りの筋肉の緊張がほぐれ、血行が良くなり頭痛の緩和につながります。
血流を良くして頭痛の緩和へ
今回紹介した「風池」は、頭痛はもちろんさまざまな不調にも効く万能なツボなのだとか。頭痛に悩まされている方は、姿勢を改善するのはもちろんのこと、1日10秒「風池」を押して、首周りの血流を良くしてみてはいかがでしょうか?
次回は、「肩こり」にアプローチする10秒リフレッシュを紹介します。お楽しみに!
(文:吉田佳代、イラスト:のがみもゆこ)
※この記事は2022年08月17日に公開されたものです