千葉県勝浦市の海沿いに、“どこにもない楽園”をコンセプトにしたレストラン&サーマルスプリングスパ(天然温泉スパ)の複合施設「edén(エデン)正式名称:かつうら海中公園滞在型観光施設」が2022年7月30日にオープン!勝浦の海を一望できる温泉スパに、地中海料理のレストラン、さらに千葉の名産が揃うショップと充実した複合施設の魅力をリポートします♪
かつうら海中公園の敷地内にオープン
東京都心から車で約1時間30分。千葉県南東部に位置する勝浦市は勝浦朝市などの観光名所、さらに世界大会も行われるサーフスポットとして知られていますが、近年観光客が減少。観光・地域活性化のため、海中展望塔でお馴染みの「かつうら海中公園」の敷地内に「edén」は誕生しました。
勝浦は真夏の平均最高気温28℃、1906年の観測開始以降一度も35℃を超える猛暑日になったことがないという、関東の意外な避暑地としても注目されています。夏は涼しく、冬は暖かい年間を通じて過ごしやすいエリアなので、お出かけ先にぴったりです。
1階は地元食材を使った地中海料理のレストラン
店内36席、テラスは55席を用意
足湯をしながら食事を楽しめるユニークなテラス席も
1階は地元漁港で水揚げされた魚介類や地場野菜をふんだんに使った地中海料理レストラン。大きな窓を配した明るく開放的な店内は勝浦の海岸に溶け込むよう、ナチュラルカラーでまとめられています。潮風を感じながら食事をしたい人はオープンテラスへ。パラソルが付いた席や海を正面に足湯もできちゃうユニークな席もあります。
(手前)「自家製イカ墨フォカッチャ ピスタチオデュカ」600円、(奥)「ローストトマトとバジル、カリフォルニアブラーターチーズ」1600円
レストラン自慢の料理をピックアップ。タパスの「ローストトマトとバジル、カリフォルニアブラーターチーズ」は地元・勝浦農園で採れたイタリアントマト「サンマルチアーノ」をオーブンでじっくりロースト。甘みがぎゅっと詰まったトマトとセミドライのバジル、濃厚でミルキーなブラーターチーズは最高の組み合わせです。
イカ墨を練り込んだふわふわのフォカッチャに、ピスタチオやセロリソルトなどを独自調合した中東のミックススパイス「デュカ」を散らした「自家製イカ墨フォカッチャ ピスタチオデュカ」は、上にのせた生ハムの塩味も合わさり、おかわりしたくなるおいしさ。
「ミニ伊勢海老ボイルと千葉県産温野菜 ディルアイオリ」3000円(ディナーのみ)。紫色のジャガイモはシャドークイーン、ピンク色はノーザンルビー。どちらも勝浦農園で収穫
勝浦の漁港で採れたミニ伊勢海老の一皿がこちら。ミニ伊勢海老は未利用魚として市場に出回ることがなく、地域でのみ消費されることが多いそうですが、実は通常サイズの伊勢海老に負けず劣らず、身が締まっていてプリプリ!付け合わせの地元産ジャガイモはアイオリソースに付けて召し上がれ。
パエリアの「デルマーレ(シーフード)アイオリソース」2名3800円〜
新鮮な魚介をバレンシア米といっしょに鉄鍋で炊き上げるパエリアは、具材の旨みがお米にしっかり染み込んだシグネチャーメニューのひとつ。この日はイカ、エビ、アサリ、魚の白身がたっぷり入っていました。
“ととのい”体験も!海絶景に癒やされるサウナ付き天然温泉スパ
2階の「THERMAL SPRING SPA」は海を眺めながら天然温泉やサウナを楽しめる水着着用のスパ。男女兼用なのでカップルやファミリーにもおすすめです。1階の受付ではタオルやバスローブ、水着のレンタルと販売も行っているので、手ぶらでもOK。
1階受付の先にはロッカールームがあります。ドライヤーはもちろん、洗顔フォームや化粧水も完備。ほか、トイレと水着の脱水機も備わります。
準備が整ったら2階へ行きましょう。君津市から運んだ「濃溝温泉 千寿の湯」を注いだ内風呂と外には温泉プールがあり、泉質は「美人の湯(美肌の湯)」ともいわれる「重炭酸ソーダ泉」。古い角質を取り除く作用があるので、お肌がしっとりします。
勝浦のリアス式海岸の岸壁をイメージした、海との一体感を味わえるインフィニティ温泉も魅力的。訪れた日は干潮時で岩浜が露出していましたが、満潮時はより海との距離が縮まるので、潮の満ち引きの時間をチェックして訪れるのもおすすめです。
屋外にはラウンジスペースがあり、レストランのナチュラルワインやシャンパンを片手にくつろぐこともできます(別料金)。海を眺めながらゆったりくつろぐ、非日常を体験できます♪
「THERMAL SPRING SPA」にはサウナも完備しています。サウナまでもオーシャンビューなんてかなり贅沢。備え付けのサウナフレグランスを使ってセルフロウリュも楽しめます。たっぷり汗をかいたら水風呂、そして外気浴ですっきりととのい体験を。