前回は下腹引き締めに有効な腹筋エクササイズとして「リバースクランチ」をご紹介しました。他にもお腹引き締めに有効な腹筋エクササイズがたくさんあります!
そこで今回は、お腹引き締めに有効な腹筋エクササイズを、ご自宅でも手軽にできるものに絞ってご紹介したいと思います。
そもそも「腹筋」とは?
腹筋エクササイズを効果的に行うにあたり、腹筋について理解しておく必要があります。そこでまずは、「腹筋」について触れておきましょう。
腹筋とはその名の通り腹部を覆っている筋肉のことで、「腹直筋」「外腹斜筋」「内腹斜筋」「腹横筋」という4つの筋肉で構成されています。
1. 腹直筋
腹部を縦に走行している筋肉で、お腹が割れているときに見ることができる筋肉です。体幹部を曲げたり横に倒したりする際に機能します。
腹直筋の筋力が低下してしまうと、お腹まわりに皮下脂肪がつきやすくなってしまいます。
2. 外腹斜筋
わき腹にある筋肉で、体幹部を横に倒したり反対側へ回したりする際に機能します。
3. 内腹斜筋
外腹斜筋の下を走行している筋肉で、体幹部を横に倒したり回したりする際に機能します。
外腹斜筋と内腹斜筋を鍛えることで、ウエストが引き締まり「くびれ」のあるお腹を手に入れることができます。
4. 腹横筋
腹筋群の中でも最も深層部にあり、その名の通り腹部を横断している筋肉です。深層部にあるインナーマッスルなので、体幹部の動きよりも安定性に関与します。
腹横筋の筋力が低下してしまうと、ベルトが緩んだような状態となるため骨盤が開きやすくなり、「ぽっこりお腹」をもたらすと言われています。
このように腹直筋が縦に、内・外腹斜筋が斜めに、そして腹横筋が横に走行しているので、お腹の上を「米」の字を描いているようにみられるのです。
おうちで手軽にできる「お腹引き締め」に有効な腹筋エクササイズ7選
それではお腹引き締めに有効な腹筋エクササイズをご紹介していきたいと思います。
今回ご紹介するエクササイズは、トレーニングツール不要でご自宅で手軽にできるものです!ですから、「お腹まわりを引き締めたい!」という方は是非、今すぐトライしてみてください。
フローリングの上で行う場合は、ヨガマットや大きめのバスタオルを敷いて行うことをお勧めします。
1. ペルビックチルト
そうすることで腹直筋下部と腹横筋を鍛えることができ、下腹引き締め効果が期待できます。
腰と床の隙間をなくすように腰を床にしっかり押し付けることで、腹直筋下部と腹横筋に効かせることができます。腰を床に押し付ける際、呼吸が止まらないようにしましょう。
15~20回を1分程度の休憩を挟みながら、2~3セット行います。
2. クランチ
このエクササイズを行うことで、腰に負担をかけずに腹直筋上部を鍛えることができます。
腹直筋上部に十分な刺激を与えるには、みぞおちを支点に上体を起こし、そこから更におへそを覗き込むように上体を丸めるようにします。
動作中、両肘が閉じないようにしましょう。両肘を閉じてしまうと、腹直筋上部ではなく腕の力で起こしてしまいやすくなるからです。
15~20回を1分程度の休憩を挟みながら、2~3セット行います。