ダイエットが上手くいかないのは、脂肪と共に筋肉が落ちてしまっているからかもしれません。筋肉が落ちていることに気づかずダイエットを続けていると、効率的に痩せられないだけでなく、疲れやすい、冷えやすいなどさまざまな不調に繋がってしまいます!筋肉が落ちてしまっているサインをチェックしていきましょう。
痩せないのは筋肉が落ちているから!?
春に向けて、ダイエットに励んでいる人も多いことでしょう。しかし、一生懸命ダイエットをがんばっているのに、一向にスタイルが良くならないと悩んでいませんか?また、疲れやすい、冷えが辛いといった不調を感じていませんか?
それはもしかしたら、ダイエットが裏目に出ていて、脂肪と共に、筋肉が落ちているサインかもしれません。
脂肪ではなく、筋肉が落ちると体はどうなっていくのでしょうか?筋肉が落ちてしまっているサインをまとめてみました。
筋肉が落ちているサイン①:一気に体重が減っている
体重を減らそうと頑張って、週に1キロ未満体重が落ちているのはまだ大丈夫かもしれませんが、週に1キロ以上落ちてしまっている場合は、脂肪ではなく、筋肉がエネルギーに変えられてしまっている可能性があります。
体重は日によって変動するものですが、食事とは関係なく体重が減っているのは、筋肉が落ちている可能性が高いと思っていいでしょう。脂肪よりも筋肉の方が重いからです。
極端なダイエットをしてしまって、体重を落とすことばかりを目標にしていると、脂肪ではなく筋肉を先に落としてしまっている可能性があります。
筋肉が落ちているサイン②:体力が持たない
以前に比べて疲れやすくなり、体力を持たない場合は、もしかしたら減っているのは脂肪ではなく筋肉かもしれません。
脂肪が落ちたのか、筋肉が落ちたのかを把握するには、ワークアウトを数値化することが大事です。
例えば、以前は朝ランニングをして2000歩走っていたのに、今は1500歩以上走ることができない場合や、以前は有酸素をして700キロカロリーを消費していたのに、今は500キロカロリーしか消費していないなどは、筋肉が減っているサインと捉えて良いでしょう。
脂肪が減っているのか筋肉が減っているのかわからないときは、今までの運動の記録を見てみると、よくわかります。
筋肉が落ちているサイン③:タンパク質を積極的に摂取していない
痩せようと食事制限をする人が多いですよね。しかし、食事制限をする大切さはわかっているのに、どんな食事をとっていればいいのかはわかっていない人が多いように感じます。
ダイエットをする際に、野菜ばかり食べてしまい、肉や魚豆類などのタンパク質を積極的に摂取していませんか?すると、筋肉を作る元であるタンパク質が足りずに、脂肪ではなく、筋肉までやせ細ってしまいます。
どんなものを食べたのか思い出せない場合には、日々の食事をメモし、写真などに残して記録を残しておきましょう。いつ頃から体重が落ちにくくなったのかなどを見ると、食事や運動等と関連していることに気づけるでしょう。
体重が落ちやすい時と落ちにくいときの変化の違いを食事や運動量などの記録を見ると、原因が分かります。
筋肉が落ちているサイン④:停滞期に入っている
なるべく早く痩せるために、ハードなトレーニングをして、食事管理をしっかりするのは確かに大事なことです。しかし筋肉を休ませるための日を作らず、十分な栄養が取れていないと、ダイエットはなかなか成功しません。
体が疲れていると、筋肉の疲れが取れず、進歩が止まって、運動のテンポが悪くなり、筋トレの重量を上げることができなくなってしまいます。停滞期に入るということは、進歩が見られないということ。体が必要としている栄養をしっかり取れていないサインだと考えましょう。
筋肉が落ちているサイン⑤:イライラしがちでぼーっとしてしまう
運動する以外にも日常生活の中で私たちは多くのエネルギーを使っています。1日の摂取カロリーのうちの2割は、「考えること」に使っています。栄養が不足していると、運動だけではなく、日常生活にも支障が起きてしまうのです。
栄養が不足すると脳機能にも影響及ぼし、明瞭に考えることがはっきりできなくなり、頭にモヤがかかったような状態になる現象が起きます。
イライラし、ストレスを感じやすくなるのは、脳から筋肉に指令を送るエネルギーが行き渡ってないからです。神経系は筋肉系と協力して働くものなので、ダイエットよりもまず脳が正常に機能するのを優先させましょう。
筋肉が落ちているサイン⑥:オーバートレーニングである
ダイエットを頑張ろうと筋トレに気合いを入れている人もいるでしょう。しかし筋肉の負荷や頻度が多すぎると、体がトレーニングで受けたダメージを十分に回復できません。その状態のことを「オーバートレーニング」といいます。
例えば1週間毎日同じ部位を高重量で筋トレし続けると、その筋肉は休む暇がありません。
破壊され、分解されるのに対して、修復して合成することが追いつかなくなってしまいます。意外かもしれませんが、筋トレのやり過ぎも筋肉が落ちる原因の1つになり得るのです。