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節約しながら冬を暖かく過ごす 暖房効率を上げる方法を解説

暖房効率を上げる方法6 断熱窓を入れる

先述の通り、室内の暖かい空気の半分は窓から逃げてしまいます。そのため、部屋の保温では、いかに窓や窓周辺を断熱するかが鍵だといえるでしょう。断熱カーテンや断熱シートも役立ちますが、より高い効果を求めるなら、断熱窓がおすすめです。

断熱効果の低いアルミ製フレーム・単板ガラスの窓から、樹脂製フレームや複層ガラス・トリプルガラスなど、断熱性に優れた窓に替えるだけで、冬だけでなく夏も快適な室温を保ちやすくなります。室温が外気温の影響を受けにくくなれば、当然、冷暖房にかかるコストも低くおさえられるでしょう。

さらに断熱窓は、カビなどの原因となる窓の結露を防ぎ、建物内で生じる温度差が小さくなるため、ヒートショックの予防にも効果的だとされています。

なお断熱窓の設置は、冷暖房効率を上げることが二酸化炭素排出の抑制につながることから、環境省の「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」の対象に含まれます。断熱窓は断熱カーテンや断熱パネルよりもコストがかかりますが、こうした支援事業の補助金も積極的に活用したいところです。

暖房効率を上げる方法7 断熱リフォームを行う

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断熱リフォームで根本的解決

冬の寒さが厳しい地域や、老朽化が進んだ家などでは、ここまで紹介した方法が功を奏さない場合もあります。そんなときには、思い切って断熱リフォームを検討してみましょう。

家を建てたばかりの状態は外気が入りづらくなっていますが、経年劣化や地震などが原因で、建材が歪んだり傷んだりすると窓や扉に隙間が生じ、隙間風が入るようになります。冷たい空気が多く入る状態では、しっかり暖房をかけても室温は思うように上がりません。

また、築年数が経っている家は壁や床などの断熱材が古くなっていたり、そもそも断熱材が入っていなかったりするため、室温が外気温の影響を受けやすいことも多々あります。このような状況は、窓の結露によるカビの発生や、部屋ごとの気温差によるヒートショックなど、健康に影響を及ぼし得るので注意したいところです。

断熱リフォームでは、壁や天井、床下に性能の良い断熱材を入れ替え・充填することで、夏は涼しく、冬暖かい住宅を実現できます。冷暖房効率も上がり、快適な住環境で生活できます。

先ほども紹介した、環境省による「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」で最大120万円の補助金も受けられるので、この機会にぜひチェックしてみましょう。

まとめ

夏や冬に活躍する冷暖房ですが、電気料金や灯油代、ガス代などのコスト面に加え、地球環境保全などの目標が含まれたSDGsの観点から、CO2排出量も意識する時代になりました。

空調の使用を極端に控えると、体調を崩す原因になることも。暖房を我慢するのではなく、暖房効率を上げれば、無理のない節約がかないます。

今回紹介した内容を、効率的な暖房のヒントにしてみてくださいね。

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