1. 幅広でぶ厚い昆布を!
昆布はなるべく幅が広く、身が厚いものを使いましょう。
今回は日高昆布を使いましたが、どんな銘柄でもおいしくできます。
2. 食材の水分はしっかりと拭く
豆腐など水分の多いものは、かならずしっかりと水切りしてから使用しましょう。
水分を拭くことでしっかりと旨みを含みやすくなります。
3. 食材と昆布をとにかく密着させる!
昆布で食材を包んだら、ラップを使って昆布と食材をなるべく密着させます。
こうすることで、味が均一に馴染みます。
昆布締めアレンジ
1. 冷ややっこも格上げ!「豆腐の昆布締め」
豆腐を昆布で締めると余分な水分が昆布に移り、ぎゅっと重量感がある状態になります。
ただ、ほかの食材と比べて、そこまで大きな変化がなかったのが豆腐。24時間経過した時点で一度確認したところ、昆布締めする前とあまり変化がなかったので、さらに24時間置いて、合計48時間かけて昆布締めにしました。
上:昆布締め前
下:昆布締め後
見た目の変化以上に、豆腐の味が濃厚になり、甘みを感じます。
塩気はそこまで感じないので、しょうゆは必要ですが、冷奴用の豆腐をひと手間かけて昆布締めにすれば、上品な甘さと旨みの上級冷奴になりそうです♪
よりしっかりと閉めたい場合は、24時間たったところで昆布を新しいものと取り替えるとよさそうです。
2. 「鶏肉の昆布締め」
牛・豚・鶏のなかでも、肉そのものの味がシンプルな、鶏肉の昆布締めにチャレンジしました。
左:昆布締め前
右:昆布締め後
いろいろな食材で昆布締めを試した中で、一番変化が大きかった鶏肉。
ぎゅっと身がしまり、旨みが凝縮したのが見た目にもよくわかります。
昆布締めした鶏肉は、昆布ごとフライパンに移し、酒と水を同量ずつ入れ、ふたをして蒸しました。
薄くスライスしてわさびを添えれば、まるで居酒屋のメニューのような仕上がりです。
まず、香りが実にいい!昆布のいい香りがしっかりと染みついた鶏肉は、水分こそ減っているものの不思議とジューシーで、しょうゆや塩はいりません。
お好みでわさびをつければ、お酒のおつまみに最高!ヘルシーなので、小腹がすいたときのおやつにもいいですね。