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[12/19〜12/25の運勢]12月4週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

今週のかに座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

秘密との折り合い

今週のかに座は、内なる破れ目や断裂をこころで追っていこうとするような星回り。

宮沢賢治は「うしろに誰かがいる/くる」感覚について頻繁に書いていますが、精神病理学者の柴山雅俊は、こうした賢治特有の表現には「解離性の離人症」が関係していると述べています(『解離性障害』)。

解離とは、記憶・感情・意識などの心の動きのどこかに断裂が起きたり、人格的な破れ目ができたりすることをいうそうですが、賢治はそれを「うしろの誰か」というイメージを通して作品にし、その変化を追うことで彼自身の詩的世界も深化を遂げていったのかも知れません。

あなたも、そうした作品化や作品世界の深化の鍵となるような誰か/何かを思い定めてみるといいでしょう。

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今週のしし座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

生活の必要条件

今週のしし座は、いつの間にか当たり前になっていた人生の「足し算」を崩していこうとするような星回り。

『クリスマス馬小屋ありて馬が住む』(西東三鬼)という句のごとし。掲句では、人間が住む家だけでなく馬小屋さえもないという、二重の意味で疎外された家無しの存在としての自分が強調されています。

ただ逆に言えば、それでも人はどうにか生きるものだという、どうか呆れ返ったような素直な驚きと同時に、それが自分の忘れてはならない原点なのだという思いもまた、掲句の根底には横たわっていたのではないでしょうか。

あなたもまた、いま当たり前のように生きてしまっている何気ない日常に対して、「本当にそれは必要か?」という問いを発していくくらいでちょうどいいでしょう。

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今週のおとめ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

都市での湯治

今週のおとめ座は、特定の役割と分かちがたく結びついてしまった自分を解除していこうとするような星回り。

パリに生まれた詩人ボードレールは、匿名の人間として群衆のなかをひとり、ぶらぶら歩きする愉しみを「群衆に沐浴(ゆあみ)する」と表現しました。

あまり意味のあることばかりしていると、移ろいやすいもの、傷つきやすいもの、滅びやすいものが眼に入らなくなるという意味で、これしかできないという殻に閉じこもってしまうのは怠慢の極みなのかも知れません。

あなたもまた、たまには街を無目的にぶらぶら歩いて、その道すがら、未知のものの感触に自分を委ねてみるといいでしょう。

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今週のてんびん座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

ごくささやかな儀式の実践

今週のてんびん座は、秘めた思いがスーッと増幅されていくような星回り。

『十二月の運を立ち読む待ち合はせ』(西山ゆりこ)という句のごとし。例年バタバタする「十二月」ですが、約束までの待ち時間や移動中にそっと来年の占いに目を通しては、この先の展開に思いを馳せる。その瞬間はみな、どこか遠い目の表情になっているのではないでしょうか。

その胸の内にあるのは、膨らむ期待か、苦い記憶か、それとも鋭い決意か。ここでは「待ち合わせ」という行為が単に物理的な意味を越えて、過去と未来とを交錯させるある種の宗教儀礼にまで高められているように思います。

あなたもまた、そんな特別な待ち合わせにみずから臨んでみるといいでしょう。

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