今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
日暮らし硯に向かいて
今週のみずがめ座は、今ここに在ることができる不思議に感じ入りつつ、自分にできることに手をつけていくような星回り。
今年も一年、なんとか無事に終わることができたとホッとしている人も多いかと思いますが、倫理学者の竹内整一はそうした生きて在ることの「ありがたき不思議」の感覚を、例えば『徒然草』を書いた吉田兼好の死生観のうちに見出し、著書につづっています。
兼好が「今・ここ」の積極的な肯定を「モチベーション」などいかにも他人事然とした白々しい言い方ではなく、あえて力みの抜けた「つれづれ」という言葉で表わしてみせた姿勢は、年末年始のような区切り目にこそ思い出しておきたいものです。
あなたもまた、「つれづれなるままに」筆を取るなり、誰かへのプレゼントを選ぶなり、手料理を振る舞うなりしてみるといいかも知れません。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
奇妙でいびつなものたちのために
今週のうお座は、心地よい設えへとするりとこころをすべり込ませていくような星回り。
『寒き電線絡み入るスナック純』(坊城俊樹)という句のごとし。
言葉のリズムも五・七・五からは大きく外れ、決してきれいな流れには収まっていない。ただそれは、きれいごとでは済ますことができないからこそ場末の盛り場へ飲みにやってくる人間たちにとっては、むしろ心地いい設えにもなっているのではないでしょうか。
あなたもまた、そんな作者にとっての「スナック純」のごとく、妙に心地よく、愛着さえ感じてしまう奇妙でいびつなものたちに、ゆっくり心ゆくまで浸ってみるべし。
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