みなさんは、リノベーションで自分好みの間取りや内外装にしてみたいと思ったことはありますか？家族の増減や生活環境の変化など、さまざまなことがある人生の中で、よりライフスタイルや好みに合った空間で暮らすことができたら素敵ですよね。今回は、賃貸では叶えることができなかったこだわりがたくさん詰まったリノベーション事例をビフォーアフターを交えてご紹介します！
千葉県柏市在住4人家族Sさんのリノベーション事例
家族構成・・・夫、妻、息子、娘、4人家族
工事費・・・・1,050万円
専有面積・・・75.42平米
間取り・・・・1LDK+WIC
築年月・・・・平成12年1月
もともと住んでいた賃貸では、キャンプ道具などの荷物が増えてきて収納場所に困っていたり、電動自転車のバッテリー充電を居間で行うなど、スペースが足りず悩んでいたSさん。また、賃貸物件の素材の性質上、汚れが目立って掃除が大変だったことも悩みの1つだったそう。ご長男の小学校入学に合わせて奥さまのご実家近くにお住まいを購入。限られた予算の中で、どのようなリノベーションを叶えられたのかさっそく紹介していきます！
──リノベーションで間取りやデザインはどのくらい変わりましたか？
狭い玄関は大きな土間のある玄関に変わりました。
▼リノベーション前の玄関
▼リノベーション後の玄関
壁一面の大きな棚には、キャンプ道具や家族全員分のくつを並べても十分に余る大きさです。子どもたちがこれから成長していく中で、さらに荷物が増えてきても安心です。また、玄関入り口付近に電動自転車のバッテリー充電スペースを確保しました。もともと和室とリビングダイニングで分かれている間取りでしたが、バルコニー側からの明るい光がLDKすべてに入るよう変更しました。
キッチンからは、リビングダイニング全体が見渡せ、家族の様子もわかります。またキッチン奥にパントリーをつくりました。キッチンは家族で立っても十分な広さがあり、使いやすくなりました。来客が多い我が家ではお客様にも自由に使ってもらえるようにしています。
▼リノベーション前のキッチン
▼リノベーション後のキッチン
──どのような部分にこだわってリノベーションしましたか？
「シンプルで飽きない」「汚れが目立たない」
この叶えたい２つの軸を伝えて、設計士さんにアイデアを頂きながら進めました。
シンプルで飽きない
ベースカラーをホワイト、グレー、木（ウッド）の三色で抑え、どんな小物を置いても合うようなシンプルな内装にしました。シンプルな内装は、絵画やクッションなどの小物で雰囲気が変えられるので、流行や趣味の変化にも柔軟に対応できます。トイレと寝室でアクセントクロスのカラーを合わせたり、キッチンやトイレ、お風呂、ウォークインクローゼットの床をダークグレーのタイルで揃えるなど、使用する色や素材の種類を抑えることで全体の統一感を出しています。
汚れが目立たない
髪の毛が落ちているのが苦手なので、ホコリが落ちていても目立たない色のタイルを選びました。床と壁の境目に取り付ける巾木は、存在の目立ちにくい薄いタイプのものを採用しました。ホコリが溜まりにくく、掃除がしやすいです。
そのほかのこだわり「洗面台」
キッチンにいながら、手洗いなどをする子どもに目を配れて、呼ばれてもすぐに飛んで行けるのがポイントです。また、洗面スペースの生活感を隠すために、隠し扉も作って頂きました。扉を開くとお風呂側に繋がっている棚があり、歯ブラシや化粧水などを格納しています。
▼リノベーション前の洗面台
▼リノベーション後の洗面台
そのほかのこだわり「コンセントの設置場所と位置」
生活をイメージしながら設置してもらいました。リモートワークをする場所、ドライヤーを使う場所、鍋をする場所、充電する場所…など。普段の生活を想像しながら設計士さんに相談をすると、失敗はないかと思います。コードがごちゃつかず、スッキリとした印象になります。
