大自然と絶景を独り占め♡一度は泊まってみたい一棟貸切宿＜千葉＞

「cocoon」はすり鉢状の KURKKU FIELDS の敷地の高台に位置し、7棟の客室とキッチンラウンジ、 レストラン、サウナの小屋が点在しています。
特に印象的なのは繭＝cocoonの形にデザインされた客室の外観。繭を「生命を包むものであり、人間の暮らしの中で古代から共存してきた産物」として捉え、この宿泊施設のコンセプトとしました。

そして、これらをプロデュースするのが音楽家でありKURKKU FIELDSの総合プロデューサーでもある小林武史氏。さらに、プロジェクトディレクターとして、ファッションデザイナーの皆川明氏を迎えるなど、豪華な顔ぶれがcocoonの世界観を作り上げています。

cocoonが目指すのは、単に宿泊するだけでなく環境、農業、生き物たちに触れ、自然の循環を肌で感じてもらうこと。ここでの滞在が暮らしを考えるきっかけや意識の変化につながってほしいと考え、今まで体験したことがない豊かな時が過ごせるよう、滞在時間をまるごとデザインしているのです。

客室は6棟のツインルームと、寝室と和室を備えたワイドルームが1棟。家具は京都を拠点に活動するユニットikkenが制作。器やオブジェ、照明は皆川氏のセレクトや minä perhonen のデザインでコーディネートされ、おしゃれでありながらあたたかな雰囲気の空間に仕上がっています。

浴室は、天窓からやさしい光が差し込むことで心地よいバスタイムを演出してくれます。アメニティには、安全と環境に配慮したモノづくりを目指す松山油脂のLEAF&BOTANICSシリーズのシャンプー類をセレクト。天然精油が優しく香り、心も体も芯からリラックスできそうです。

cocoonが一番大切にしているのが「食の体験」。敷地内にはキッチンラウンジとレストランがあり、2パターンの食体験が用意されています。ひとつは、自分で料理を楽しめる「takka（タッカ）プラン」、もうひとつはカウンターで旬のコースをいただく「perus（ペルース）プラン」です。

「takkaプラン」の何よりの魅力は、ファームツアー体験で収穫した新鮮な野菜やハーブを使えることです。ファームツアーは、KURKKU FIELDSのスタッフのガイドのもと、畑や酪農、養鶏といった生産現場をじっくりと巡るツアー。どちらのプランも、自ら野菜を収穫し、その日の夜に味わうことができるのが醍醐味。
収穫した野菜やハーブを持ち帰り、「takkaプラン」の方はキッチンで採れたてを即、調理。「perusプラン」の方はシェフに食材を預けてコース料理を堪能。まさに自然の循環が体感できる食体験が楽しめるのです。

「takka」には3つのキッチンのほか、薪窯、ワインセラーなどが設置され、選び抜かれた調理道具、種類豊富な調味料やスパイスまでを完備。料理が苦手という人も、常駐するスタッフに献立や調理を手伝ってもらえるので安心して料理が楽しめますよ。

さらに、暖炉での焚火体験も。こちらも常駐のスタッフが丁寧にレクチャーしてくれるので安心です。焚火でじっくり焼いた食材はシンプルな味付けだけで驚くほど美味しくなります。

「perus」は8席のカウンターからなるレストラン。「perusプラン」も、最大限に食の楽しみを体験するにはやはりファームツアーからスタートするのがおすすめ。つまり、昼間に外で目にした食材の数々、シェフの手により極上のディナーコースに姿を変えて堪能できるというプランです。

コースは全9品ほど、2～3時間かけて一皿一皿ゆっくり味わいます。自社農園の野菜のほか、ジビエや地元の漁港で水揚げされた魚など、その時々の旬の食材がベース。

takkaとperus、どちらのプランもファームツアーを含めた滞在時間を通して、五感で楽しむ「食」の特別感を私たちに感じさせてくれます。

※予約時に、「takkaプラン」「perusプラン」を選択できます。

食後は、フィンランド式サウナか地中図書館へ。
宿泊者専用のサウナは、薪を使った本格的なフィンランド式サウナ。敷地内で採れたハーブを束ねた爽やかな香りのヴィヒタも用意されています。
外には水風呂を備えたデッキや植栽に囲まれたナチュラルプールがあるので、体が火照ってきたら外気浴を思いきり楽しみましょう。

また、敷地内を散策がてら「地中海図書館」へ訪れるのもおすすめ。まるで地層のように本が配置されている幻想的な空間で読書に耽るという体験を味わってみては？大地の一部のような静かな館内では、いつもより言葉が心に染み入るはずです。