毎日忙しくて身体の疲れがなかなかとれない、と感じている人も多いのではないでしょうか? 今回は疲労が溜まりやすくガチガチになりやすい「背中」に着目。背中の筋肉をほぐすことで自律神経が整い、疲労回復効果も期待できます。
常に負荷がかかっている背中の筋肉
背骨を支えている背中の筋肉は常に緊張状態。特に猫背など背骨の理想的なS字カーブが崩れた姿勢になると、背中の筋肉にはさらに大きな負担がかかります。
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背中が緊張すると疲労を感じやすくなる
背骨のすぐ横には自律神経が通っています。自律神経には、心と身体を活発にする「交感神経」と心と身体を休ませる「副交感神経」があり、それぞれがバランスを保つことで、私たちの健康は保たれています。しかし、背中の筋肉が硬くなると、自律神経にも影響が。バランスが崩れることで上手にリラックスすることができなくなったり、緊張感が高まり全身のだるさを感じるりします。
背中の筋肉をほぐしましょう
自律神経を整えて疲れをスッキリさせるために、意識して動かしたい筋肉といえば「脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)」です。姿勢の保持に役立つ筋肉で、姿勢に乱れがあると力が入って硬くなってしまいます。
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背中の疲れをとる簡単ストレッチ
①あぐらの姿勢で床に座り、足の裏同士を合わせます。
②一度息を吸い、吐きながら骨盤を後ろに傾け、おへそをのぞき込みながら背中を丸くします。肩甲骨が開くのを感じましょう。
photo by YUI
③息を吸いながら骨盤を前に傾けて、天井を見上げながら背中を反らします。肩をやや後ろに引き、胸を開いて肩甲骨を寄せます。
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④呼吸に合わせながら5〜10セット繰り返しましょう。