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[3/6〜3/12の運勢]3月2週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

今週のさそり座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

私はそれができない

今週のさそり座は、世俗の外へと足を踏み出していこうとするような星回り。

『春の日を一杯に浴び画もかかず』(小川芋銭)という句のごとし。作者は俳句も短歌もつくったが、何よりよくカッパを描いた個性派画家として知られた人。

掲句は本業から離れて余技に遊ぶ「サボり俳句」であり、だからこその技術の粋を集めた「圧縮」とは逆ベクトルの、自由でのびのびとして、どこか「破綻」をきたしているにも関わらず、それを笑い飛ばしてしまうような大らかさを感じさせます。

あなたもまた、掲句のようなゆるやかな「破綻」をみずからにもたらしてみるといいでしょう。

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今週のいて座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

新しいカテゴリーの創出

今週のいて座は、社会に蔓延する二分法や二項対立的なストーリーから抜け出していこうとするような星回り。

敵か味方か、メリットかデメリットか、男か女か、自己か他者か。それらは二者択一を迫るという意味で、同じ価値観の上にあるものだとも言える訳ですが、そこから抜け出していくための概念のひとつに「ノンバイナリー」というものがあります。

一般的には主にジェンダーの文脈で、(身体的性に関係なく)自身の性自認・性表現に「男性」「女性」といった枠組みをあてはめようとしないセクシュアリティを指して使われるものですが、「自己と他者をノンバイナリーに考える」とか「自分自身をノンバイナリーに表現できていない」といった仕方で使うこともできるはず。

今週のいて座は、ついついはまり込んでいきがちな二項対立的な図式を、どこまで相対化したところに自分自身を置いていけるかが問われていくでしょう。

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今週のやぎ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

秩序はダイナミックであるべし

今週のやぎ座は、精神の秩序を取り戻していこうとするような星回り。

『梅散りて白磁の鉢の夜夜ひとり』(横光利一)という句のごとし。掲句の「ひとり」は「の」の使い方から、「白磁の鉢」にかかってくる感も否めませんが、ここは「梅が散った白磁の鉢に夜夜をひとり仕事している」という意味にとりたいところ。

そして、この「ひとり」には、作家としての孤独をも含んでいるわけですが、白磁の鉢の研ぎ澄まされた白さや早春の夜の空気を好んで、自身の作家活動を支える何かをそこに見出していたのかも知れません。

あなたもまた、自身の精神的な活動を支えてくれるものを改めて見出していくことがテーマとなっていきそうです。

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