食材の下ごしらえ、調理、後片づけと、キッチンにいる時間は意外と長いもの。お気に入りのキッチンツールを手にすると、キッチンで過ごす時間がいつもより少しご機嫌になる気がします。新生活でキッチンツールをお探しの方や、今ある道具をブラッシュアップしたい方にもオススメのわが家で使用しているアイテムをご紹介。
エピキュリアンのまな板
毎日の調理に欠かせないのが「エピキュリアン」のまな板。環境にやさしい天然木の繊維を合成した素材で作られています。表面が無空気孔性なので、水分や細菌の侵入を防ぎ清潔が保てます。厚みはわずか0.6mmと薄くて軽く、なだらかな曲線があるシンプルなデザインです。カラーはブラックとナチュラルの2種類があり、サイズはS、M、Lの3種類があります。
わが家で使っているのは、ナチュラルのSサイズとブラックのLサイズです。Sサイズは果物やお弁当のおかずなど、ちょっとしたものを切る時に便利。食事を作る時はLサイズを使っています。Lサイズは36.7×28.3㎝と大きめなので、ザクザク切っても食材がこぼれにくいのが良いところ。使っていくと刃の当たる部分が白っぽくなっていきますが、「使い込んでいる」という味が出るので、経年変化のひとつとして愛でています。食洗機がOKなのもうれしいポイントです。
柳宗理のマグマプレート鉄フライパン
鉄フライパンは熱伝導がよく、食材がパリッと焼けるので炒め物などがとても美味しく感じます。柳宗理のフライパンは、左右に張り出した注ぎ口で汁気のあるものもきれいに注げるのが魅力。鉄フライパンを使うことで、鉄分補給になるというメリットもあります。目玉焼きを焼いても、縁がカリッとして香ばしく焼き上がるのが気に入っています。
鉄フライパンのお手入れには不安もあったのですが、調理後は鉄が熱いうちにお湯と竹ささらでフライパンを洗い、水気を取ってよく乾かせばOK。(洗剤を使うと油膜がとれてしまうので、油や液体調味料を使った炒め物の後も、基本的には同様のお手入れで行います。)
たわしだと熱すぎてすぐに洗えなかったのですが、竹ささらは取っ手を持てば熱くないので洗うのがとても楽になりました。テフロン加工のフライパンも扱いやすいので併用していますが、耐久性が高いのは鉄フライパン。油が馴染むほど使いやすくなるので、「育てて長く使う」という楽しみもあります。
柳宗理のステンレスボール・パンチングストレーナー
ボウルとストレーナーも柳宗理です。こちらを使う前は、100円ショップのステンレスボウルやプラスチックのボウルやざるを使っていた時期もありました。ボウルやざるは、買い変えることは少ないですが、手にする頻度は高い。ずっと使うなら少し高くても良いものにしようと、あるタイミングでこちらに買い替えました。柳宗理のボウルは手にした時に適度な重さがあり、佇まいも美しいので使い心地がとても良いです。
パンチングストレーナーは、編み込み式ではなく、細かな穴を空けてある仕様です。スポンジが引っかかることもないので洗うのも楽々。各サイズのざるやボウルはきれいに重なるので省スペースに収納できます。
セラーメイトの密封瓶
セラーメイトの密封瓶は、コーヒーの粉やお茶パックなどを入れて使っています。広口で洗いやすく、パッキンとステンレスの金具は分解できるので清潔を保つことができます。シリコンのパッキン部分だけの購入も可能なので、パッキンが汚れたら交換することで容器を長く使えるのも良いところ。容器を統一し、キッチンに並べて見せる収納にするのもかわいいです。
サイズは0.5Lから4Lまで。新生姜の季節は0.5Lの瓶に手作りのガリを作って、冷蔵庫にそのまま入れて保管もできるサイズです。1Lはレモンや苺などの果実シロップ作りに。4Lの瓶では梅酒を作ったりと、手作りの保存食作りも密封瓶で楽しんでいます。
レイエの指先トング
レイエの指先トングは「ゆびさき」というネーミングのとおり、下ごしらえや取り分け時に指のような感覚で使えるトング。肉や魚の下ごしらえで、手を汚したくないシーンにも役立ちます。薄いものや滑りやすいものも、軽く握るだけでしっかりつかめます。
先端が浮くデザインで使用後も汚さずおけるので、キッチンではもちろん、わが家ではダイニングで使うことも多いです。子どもの小さな手でも扱いやすいので、大皿にわけたパスタやサラダを各自取り分ける時や、鍋の時にも活躍しています。柄の長いトングは置き場所に迷うこともありますが、こちらはサイズがコンパクトなので狭い場所にも置きやすく便利です。
お気に入りを持つことでキッチンに立つ時間をもっと楽しく
デザイン、ブランド、機能性。お気に入りのキッチンツールがあると、それが目に入るだけでうれしくなったり、手にする度に愛着がわくもの。長く頻繁に使うものこそお気に入りを選ぶことで、いつもの毎日が豊かになります。「キッチンでそれを使うのが楽しみ。」そんな風に、自分のモチベーションが上がるキッチンツールを探してみるのはいかがでしょうか。
photo / kao
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