isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。
2023年上半期の占いも公開しているので、ぜひ併せてチェックしてくださいね♡
今週のおひつじ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
交感は垣根を超えて
今週のおひつじ座は、自分がどこの誰と対等に並んでいるのかを直感していくような星回り。
『春来る尾の有るものに無いものに』(鈴木牛後)という句のごとし。
作者はおそらく、そういう人間の思い上がりにちらりと目配せしつつも、あえて「尾の有るもの」を先に呼んだうえで、そのどちらにも春は平等に訪れるのだと詠んでみせたのではないだろうか。少なくとも「尾の無いもの」のひとりとして、自分は「尾の有るもの」の隣りにいるのだと深く感じていたがゆえに。
あなたも、自分は誰とともに春を謳歌したいのか、誰と一緒なら春を謳歌できるのか、改めて胸に問うてみるといいだろう。
今週のおうし座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
あそびのある身体を
今週のおうし座は、「身体の調教」という社会文脈から脱していこうとするような星回り。
「野性体(遊体)」への回帰の試み。例えば、近代社会が作り出した学校などの諸施設は、みな身体改造(サイボーグ化)のための調教装置であり、そこで私たちはさまざまな「身体図式」をインプットさせられていく。
一方で私たちは半ば本能的に、社会や会社のもとめる生産性とは無縁な活動を通して、すっかり規格化され、抑圧された身体の「野性体(遊体)」としての本質をいま一度活性化したり、身体を従順体へと改造するプログラムコードを無効化しようともがいているのではないでしょうか。
あなたも、すっかり魅力を失ってしまった近代社会的なリアリティを切り崩すべく、どうしたら「身体の調教」という拘束具を脱ぎ捨てられるのかということに、改めて取り組んでみるといいかも知れません。
今週のふたご座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
間近にあるもの
今週のふたご座は、自分が自分であることをあらためて祝福していくような星回り。
『ふだん着でふだんの心桃の花』(細見綾子)という句のごとし。掲句を詠んだとき、作者は31歳。
昔は花が咲くことを「花笑み」と言いました。桃が笑って、人が笑って……。そうした光景は構えた心持ちからではなく、虚勢や背伸びのない「ふだんの心」があって初めて生まれてくるのでしょうね。
あなたもまた、ふとした拍子におだやかに笑える自分にかえっていけるはず。