話題の「チャットGPT」を「教育現場でどう利用するか」という問題に、カズレーザーさんがコメント。
7日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、人工知能(AI)を使った対話型ソフト「チャットGPT」の「子供への影響」について報道。
お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーさんも独自の見解をのべ、反響を呼んでいます。
■チャットGPTの子供への影響に懸念も
チャットGPTは、質問を入力すると人工知能が自然な文章で瞬時に回答してくれるソフト。便利で画期的なシステムである反面、教育現場からは思考力・文章力の育成に悪影響をおよぼすのではという懸念も。
教育評論家の尾木直樹(尾木ママ)さんは、VTRで番組の取材に答え「夏休みに多くの学校が読書感想文とかね、たくさんあると思いますよ。私立中学受験を目指している子はね、こういう子供たちが多用すると思います。思考力を鍛えるというところが、僕はどうなっちゃうんだろう? という思いがありますよね」と話しました。
■「子供用にアレンジしたツール提供」を提案
一方でカズレーザーさんは、「配られる端末は、直にAIサービスにアクセスできないようにしたらいいと思いますね。それでAIから距離を取るのではなくて、例えばチャットGPTのAPIを使って子供用にアレンジしたツールを提供するとかでいいんじゃないかなと思いますね」と提案。
さらに「例えば、『こころ』(夏目漱石)の感想文を書いて、って言ったら、ザッて書くんじゃなくて『こころっていうのは夏目漱石の作品でKと先生が交流して最後にすごい衝撃的な結末なんだけど、そこを覚えてないんだよね』みたいなアレンジをしてくれれば、『じゃあ読むかって』なるんじゃないかな?」と例をあげ、「そういうアレンジって意外と簡単につくれると思うんですよ」と柔軟な考えを示しました。
■リテラシー教育として捉える方向性も
尾木ママも「一番大事なのは、賛成か反対か二者択一的な評価ではなくて、どういう風にこれを使っていけばいいのかって、リテラシー教育として捉えるのがいいと思います。どこを使いこなしていくかっていうこと」と、前向きに考察。
司会の谷原章介さんは、「僕もそう思います。やっぱり質問の仕方で答えが変わってくるじゃないですか。ですからチャットGPTにどういう質問をすれば、どういう出力が出てくるんだってことを工夫するという考えもありますよね」と発言。
続けて、「いろんな使い方で『こういう質問したらこう出てくるんだ』みたいに、使う側がチャットGPTを使いこなせるような方向に伸ばしてあげられればなと思います」と、私見をのべています。
■カズレーザーは「「どんどん触らせたほうが」
カズさんは、「規制しちゃってもちゃんとずる賢い子は抜け道見つけちゃうんですよ、でもずる賢い子って賢いから、どんどんAI使って頭良くなっちゃうんですよ」と予想。
そういった傾向もふまえ「どんどん触らせたほうが僕はいいと思いますけど」と、「使い方を学ぶ」という方向性に期待を寄せていました。