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[4/10〜4/16の運勢]4月3週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!

今週のかに座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

馬脚をあらわす

今週のかに座は、一周まわった素直さを発揮していこうとするような星回り。

『鏡立てて春愁に坐すや燕(つばくらめ)』(木村子瓢)という句のごとし。考えてみれば、女が化粧をするのは単にしわやくすみを誤魔化するためというより、男を不安にさせる憂いを隠したり、いっときでも忘れるためとも言えるかも知れない。

作者はそうした女がしたたかに生きていくための術にリスペクトを払っているからこそ、時おり見せるその素顔に深い共感や愛着を寄せているのでしょう。

あなたもまた、何かを誤魔化すためではなく、素顔を差し出すための術もまたきちんと身につけていきたいところです。

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今週のしし座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

顔の風通しのよしあし

今週のしし座は、「一人前であること」の定義を書き換えていこうとするような星回り。

かつては「四十になったら、自分の顔に責任を持て」とよく言われてたものでした。哲学者のレヴィナスは「顔はおよそ正直なものだが無防備であり、慎み深い露出を行っている、本質的に<貧しい>ものである」(『倫理と無限』)と述べていましたが、ここで言われている貧しさとは、<傷つきやすさ>と言い換えてもいいでしょう。

ただし、私たちはふだんそうした素顔を、他者から意味付けられる肩書きや役割を使って覆い隠しており、場面ごとに使い分けられる仮面と素顔とを癒着させてしまっているようにも感じます。

今週のしし座においては、ある意味で、そうしたみずからの貧しさや傷つきやすさを露出させていく、できるだけの開き直りこそが求められているのだと言えるでしょう。

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今週のおとめ座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

それ自体を超えてゆけ

今週のおとめ座は、自分の精神生活に不可欠な“痛み”を研ぎ澄ましていこうとするような星回り。

『針のとぶレコード川のあざみかな』(あざ蓉子)という句のごとし。レコードが針飛びしたときの「ブツッ」という音と、何とも言えない不安と悲しみ。それを掲句では、あざみのトゲに触ったときの鋭い痛みに重ねて照応させています。

これは逆に言えば、自分の部屋でレコードを聴いている作者の精神にとって、あざみのトゲの感覚はそれだけ必要不可欠なものだったのかも知れません。

あなたもまた、惰性で日常を右から左にただ流していく代わりに、何気なく鋭いツッコミや批評精神を発揮していきたいところです。

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今週のてんびん座の運勢

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illustration by ニシイズミユカ

理性を立てる

今週のてんびん座は、「これくらいやって当然」といった世間の同調圧力から、軽やかに距離をおいていこうとするような星回り。

この世の無常と草庵での簡素な暮らしについて綴った鴨長明の『方丈記』は、中世を代表する随筆として、何より「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」という冒頭の書きだしと共に知られています。しかし長明の生きた時代は、泥棒をしなければ生き抜くことのできない、あるいは人を傷つけなければ生きられなかった恐るべき生活難の時代でした。

つまり、「無常」というのは観念の遊びでも何でもなく、実際的な問題としてその時代に生きる者にすべからく突き付けられていた、ありのままの現実だったのです。

あなたもまた、どうしたら狂って当然の今の世の中にあって、あるべき人間の姿を保っていけるかを追求していくべし。

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