ゆらぎのせいかなかなか熟睡できない、寝ても夜中に目が覚めてしまう。そんなお悩みはありませんか? 心身ともに快適に過ごせて、仕事や家事のパフォーマンスもアップする、自律神経を整える「寝る前ヨガ」をご紹介。ホルモンバランスの調整にも効果的です。
夜寝る前にヨガをするのがいい理由
力んだ体を緩める
普段の姿勢が、反り腰や猫背など、悪い姿勢の場合、それが原因で肩こりや腰痛を引き起こすことがあります。寝る前にヨガを行うことで筋肉がほぐれて、眠っている間も正しい姿勢で過ごすことができます。
血流改善とむくみの解消
体をほぐすと血液やリンパの流れがよくなります。それにより老廃物も排出されやすくなるため、むくみの解消が期待できます。
自律神経の調整
寝ている間は副交感神経が優位になり、休息モードになっています。しかし、寝る直前までスマートフォンを使用していたり、ホルモンバランスが乱れていたりすると、このモード切り替えがうまくいかずに、寝ても疲れが取れない、ということが起こりやすいです。
自律神経をととのえる深い呼吸法とお腹まわりを緩めることで、副交感神経へのスイッチがONになりやすく、ぐっすり眠れるようになります。
イラストAC
夜ヨガのポイント
・息をしっかり吐くことを意識しながら、ゆったりとしたペースで動きましょう。
・体の疲れ具合などを確認しながら行い、違和感があれば中断しましょう。
・部屋を薄暗くして、目に刺激を少ない状態で行うのもおすすめです。
寝る前1分で自律神経を整える「寝落ちヨガ」
まずは呼吸から
①鼻から吸う②口をすぼめながらフーッと吐き切る③5秒間息を止める
以上の呼吸を意識しながら行いましょう。息を止めることが難しい場合は、①鼻から静かに吸う(呼吸の音が自分にもまわりにも聞こえないくらい)②口から吐く(力強く、ではなく、自然とフーッと吐き切りましょう)という呼吸法でも構いません。
前もものハリをとる
①四つん這いの姿勢から、左足を両手の間に踏み出します。
②右足は後ろにまっすぐのばし、足の甲を床につけましょう。
③腰が反らないように身体をまっすぐ起こし、太ももに両手を乗せ呼吸を繰り返します。3回呼吸したら反対側も同様に行います。
photo by Tomoe Yoshida
自律神経を整える
①あぐらの姿勢で座り、左足首を右膝の外側にかけ、足の裏を床につけます。
②息を吸いながら両腕をバンザイし、吐きながら右腕を左の太ももの外側にかけます。
③左手をお尻の近くの床につけて体をねじります。3回呼吸をキープしたら反対側も同様に行います。
photo by Tomoe Yoshida