5分調理!即席キャラメルポテト
用意するのは余った焼き芋。焦げた皮は除き、両端をカットして、2〜3cmの厚さに切り分けます。フライパンにバターを入れて加熱し、溶けたら焼き芋を並べてください。フタをして弱火で両面に火をとおし、少し焼き色がついたらフタを外して砂糖、水の順で加えます。強火で煮詰め、カラメルバターを焼き芋の全体に絡めてできあがり。
そのままでもスイートポテト的な風味を楽しめたドンキの焼き芋が、より甘やかで風味豊かな仕上がりに。わずか5分でできるスイーツとは思えない濃厚味になりました。果肉がやわらかすぎると加熱中崩れてしまったりフライパンにくっついたりするので、ある程度の堅さになるまで冷めた焼き芋で試してみてください。
大学いも
小さめのフライパンに油を入れて熱し、角切りにした焼き芋を焼き直します。焼き色がついたらキッチンペーパーの上に広げ、粗熱をとりつつ余分な油を吸わせてください。焼き芋を器に移し、メープルシロップを絡めたら、最後にゴマをふって完成です。
ドンキの焼き芋がかなり甘いので、メープルシロップはごく少量で十分です。ゴマの量はお好みで。香ばしいほうが好きな方は黒ごまをかけてもいいと思います。
本来の大学いもとは少し風味が異なりますが、コク深い味わいはクセになる類のもの。調理時間はこちらも5分。小腹が空いたときにちょちょいと作ってすぐ食べられるおやつです。
焼き芋でマッシュポテト
甘いスイーツが続いたので、最後は少し料理寄りの一品に。といってもこちらも作るのは簡単です。
焼き芋から焦げた皮と両端を除き、ボールに入れてマッシャーでつぶします(マッシャーがないなら木ベラやおたまの裏でもかまいません)。ミックスナッツを好みの大きさになるまで砕き、フライパンで軽く炒ります。マヨネーズをボウルに入れて全体となじませ、炒ったナッツを加えてさっくり混ぜ合わせます。最後に塩・こしょうを少量加えて味を整え、器に盛ってパセリをふったらできあがりです。
調味料の分量にもよりますが、甘い焼き芋で作っても甘すぎるということはなく、ほどよいコクを感じる風味豊かなマッシュポテトになりました。ややねっとりとしていますが、クラッシュナッツを混ぜることで小気味良い食感が加わり、気にならなくなります。また、味がしっかりしているのでクラッカーにディップして食べるのもおすすめ。お酒を飲む人なら、芋焼酎とはきっと相性が良いでしょう。
おいしさもコスパの良さも超ド級!
ドン・キホーテへ足を運ぶたび「いいにおいだなあ……」と思っていた焼き芋。食べてみれば評判以上のおいしさで、甘さ、風味、食感のすべてで質の高さを感じました。こんな焼き芋が120円で売られているんじゃ移動販売の焼き芋屋さんも大変ね……なんていらぬ心配までしてしまうほどの高コスパ。驚安の殿堂 ドン・キホーテのなかでも注目に値する、まさしく超ド(ンキ)級の商品でした。
中目黒本店の方によると、その年の気温の推移によって多少の前後はあるものの、販売期間は例年10月から3月の間とのこと。このあたりは店舗によって異なるようなので、空振りなしで手に入れたい方は最寄りのお店に問い合わせてから買いに行ったほうがいいかも。
今回は欲張りすぎた結果として料理やお菓子のアレンジも紹介しましたが、焼き芋はやはり焼きたてが一番!「ヤミツキ必至!」な人気商品の真価を知りたいのであれば、ぜひ買ってから時間をおかずにかぶりついてください。そのぬくもりとおいしさは、お値段分をはるかに超えた満足感を与えてくれるはずですよ。
商品情報
■商品名:焼き芋
■販売店:ドンキホーテ各店
■価格:120円(税抜)※参考:ドンキホーテ 中目黒本店
文・写真/植松富志男(macaroni編集部)