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電気代の高騰が気になる今、エアコンの買い替えで節約できる?

ライフスタイル

電気代の高騰が気になる昨今。家庭の全消費電力の25%を占めるエアコンの買い替えなら、どのくらい節約が可能なのでしょうか。2022省エネ大賞を受賞したパナソニック、2021省エネ大賞を受賞したダイキンの協力を元に筆者が解説します。

買い替えることがイコール節約になるかというと、必ずしもそうというわけではありません。買い替え時には、エアコン本体価格、取り付け価格、また旧エアコン処分に対して家電リサイクル法にそったリサイクル料金などの支出も考えておかなければならないからです。ただ、上記のようにエアコンの機能はここ10年でいろいろな面でかなり進化しているため、自分の生活に必要かどうかを総合的に考えてみましょう。

「今回ご紹介したようにカタログなどの電気代には表れてきませんが、省エネ機能の搭載で10年以上前のエアコンよりも、快適性や清潔性も大きく向上しています。標準使用年数の10年を目安に省エネタイプのエアコンへのお買い換えも検討いただけると良いと思います」(パナソニック福田さん)

「エアコンは快適で健康的な生活を送るために欠かせませんが、住宅やビルにおける夏のピーク時の消費電力使用量の約5~6割を占めており、環境に与える影響も少なくありません。節電を意識しながらエアコンを上手に使うことは、比較的気軽にでき、お財布にも環境にも優しい工夫です。ぜひ取り組んでみていただけたらと思っています」(ダイキン重政さん)

また、買うならハイスペック機種という考え方もあるのだとか。

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ハイスペック機種と普及機種との消費電力量の比較(画像提供:ダイキン)
「省エネ性の高い機種の方が高価ではありますが、長期視点で見た場合、総合的にはお得だと考えることもできると思います。例えば、10年使い続けることを考えると電気代は約14万円の差となります(2023年モデルの「Eシリーズ」と「うるさらX」(RXシリーズ)の年間の消費電力量の差478kWhで比較)」(ダイキン重政さん)

自分の家のエアコンが古く、電気代がかかっていると感じた場合。まずは、省エネ製品買い替えナビゲーション「しんきゅうさん」というサイトで、使用中の機種と現在販売中の機種を比較してみましょう。年間消費電力量や年間の電気代などを比較することができますよ。一般的にエアコンは10年で買い替えが推奨されています。物価自体も上昇傾向ですし、壊れてからの買い替えでは思うようにできないこともあるので、検討は早めにしておいてもいいのではないでしょうか。

しんきゅうさん

<取材協力>
パナソニック株式会社
空質空調社/日本マーケティングセンター/空気事業マーケティング統括部
パナソニック エアーマイスター 福田 風子さん

ダイキン工業株式会社
コーポレートコミュニケーション室/広報グループ
重政 周之さん

電気代の換算:公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 電力料金目安単価 31円/kWh[令和4年7月改定]より

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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